緑の指は永遠の憧れ

亡きお姑様から畑を引継ぎ、この春から右往左往しつつ作業開始。
覚え書きを兼ねアタフタぶりを記していきます。

ハクビシン&鳥との戦い

2020-06-22 13:38:43 | 
先日書いたように、さくらんぼを出荷するようになった我が家。

実はあれから全く出荷できず。

まさかなぁ…

鳥とハクビシンの被害がこれほどのものとは…

なんか色々対策しても毎日毎日新しい糞が落ちてるのは
かなりやる気を削がれるというか、虚無感が半端なく。

あまりの被害にもう出荷やめようか。などと話し合うも
これから色づくさくらんぼを見れば、なかなか諦めきれず。

今日こそは対策が功を奏してハクビシンがこないのでは?
鳥が入らないのでは?と期待しては
さくらんぼ畑に行ってがっかりの繰り返し。

前日の夕方に見に行って、明日は収穫できそうだと思い
次の朝行ってみると、軸だけになったさくらんぼの木の近くに山のように糞があるという悲しさよ。

ちなみにとった対策は

・草刈
・ネットの下部をU字ピン150本増量し、金属棒と組み合わせてびっちり止め付け
・ハクビシンの糞の除去と臭い消し
・木酢液散布
・キラキラテープを巻きつける
・ねずみ穴を塞ぐ
・ネットを破られたところを繕う
・赤い布が苦手と聞いて、赤い布を根元近くに巻きつける
・鷹のカイトを飛ばす
・我が家のワンコにマーキングさせる
・我が家のワンコのトリミングした大量の毛をもらってきて木に吊り下げる
・猫避けのトゲトゲを幹に巻く
・根元に除草シートを敷く
・ネズミ捕りのぺったんこを置く
・収穫したての玉ねぎの葉っぱが大量にあったので根元に敷き詰める。

・・・あとなんだろう。
なんか毎日何かしらやってました。
本当は忌避剤とかカプサイシンとか夜中にフラッシュとか、
超音波出す機械とかも検討したけど
ネットのレビューではあまり効果がなさそうだし
すぐ近くに民家があるしなぁと、気が進まなかった。

正直、売り上げよりも対策費の方が高くつきそうだったからというのもあった。

*********

今朝、さくらんぼ畑にほど近いお宅の方から
『ハクビシンが農道で死んでるぞ』とメールが一通。
この方は、うちのさくらんぼがハクビシンにやられてることを知ってる方。

え!?
死ぬような対策はしてないよなぁといささか驚きつつ
てっきりネズミ捕りのぺったんこにくっついて、
網から抜け出せなくなってどうにかなったのかと思い、
これって野生動物を許可なく駆除したことになるのかなぁと内心焦りながら
恐る恐る現場に行ってみると、どうもさくらんぼ畑の周りには見当たらず
件の方に電話してみると、ちょっと先の他所の田んぼのあぜ道で死んでいるとのこと。

『毒でも撒いたんだべ?効いたんだな』と言われるも
うちでは毒とかは撒いてない。
ぺったんこはそのまままったく変化なく、
さくらんぼの根元に鎮座ましましてるし・・・

泥だらけで死んでいるということなので
ちょっとよくわからない状況。

この個体がさくらんぼ畑を荒らしていた個体なのかもよくわからないけれど
メールをくれたおじさまからは
『これで被害がなくなるべ。よかったな』と言われれば
もしかして残りのさくらんぼは出せるのかな・・・と淡い期待をしてしまう。

残り、収穫できそうなのは
さくらんぼの女王と言われる超大玉ダイアナブライト。
屋根がないさくらんぼ畑なのですでに雨に打たれて割れてるのもあるけど
あと5本。

これにかけて、最後にもう一回くらい出荷したい〜。

あ、鳥は、金ピカテープを取り付けた時点で入ってこなくなりました。


野菜の遅れ

2020-06-16 14:55:37 | 
ちょっと別部屋の過去のブログを見てきたら
やっぱり今年はいろいろおかしくて
野菜類の育ちが全然違います。

5月に思いの外寒かったから、ついつい様子を見てたら
植え付け時期を逃した感じでしょうか。
多分ご近所もウチとそんなに差がある感じじゃないから
みんな様子見てたんだろうなぁ。

過去記事の今頃はキュウリもだんだん成りだし〜のトマトも色づき始め〜ので
なんか2週間くらい遅れている気がします。

大丈夫かなぁ…


なかなか植え付けられなかった上に
いきなり暑くなり雨もしばらく降らず、畑の土がカッチンカッチンになってしまい
種物は全然芽が出ないし、どうなるかと思いましたが
梅雨入りでなんとか息を吹き返したようです。

蒸し暑くてあんまり好きな季節ではありませんけど
やっぱり梅雨は必要なんだな。

お仕事が増えてきました

2020-06-16 10:02:41 | 何ということもないこと
本業は自営の印刷物デザイン業。

4月まではまだ定期の広報誌などもあって、
コロナの影響をあまり受けなかったのが
5月になったらきれいサッッッパリ。
パソコンに触らない生活になっちゃいました。
先行き不安になりながらも、とりあえず4月分までのお金は入るし
主人は一応会社員で、なんとか給料も出てるからとそれほどの焦りはなかったかな〜

折しも農作業が一番盛り上がる時期でもあり、
気候も外に出るのが気持ち良く、毎日朝から畑に出て農作業に勤しみました。

あら?
例年この時期って、同じ感じだわ。
よくよく考えると5月は毎年本業がぐっと少なく、
もうこの仕事ダメかも…とか思いながら畑仕事をしておりました。

本業に不安を抱きながら、
野菜で収入を得られないかな〜とか、何か作って売れないかな〜とか
ほんわりと形にもならない甘いことを考えながら
毎年農作業をしていました。

そう考えると、今年は
農作物で収入という点で、例年より前進したぞ♪

一生懸命作ればいろいろ出荷できると思うことは
今までなんとなくでやってた農作業にハリが出るし、本気にもなれる。
なかなかいい感じです。

例年持て余してた紫蘇とか空芯菜とか、
畑を遊ばせておくよりはと、どいどいと植えたさつまいもとか
目線を変えたら、オシャレに出荷できるのでは?

などなど考えるのはとても楽しい♪

6月に入っての悩みは、さくらんぼと畑に加えて
止まってた分、勢い良く本業が動き出し
朝から晩まで忙しい(ような気がする)ってことでしょうか。

なんか贅沢な悩みよのぉ、ふっふっふ。

つくづく恵まれてるなぁとありがたい気持ちになります。

恵まれついでに宝くじ当たらんかなぁ。
(ああ、最後の一文で台無し〜)

5月末に降ってわいた話

2020-06-15 13:12:24 | 
実は去年からちょこっと言われてはいたけれど
誰も本気になって考えていなかった話。

本家の叔父さんが『次女ちゃんがやる気あるなら、
俺のとこのさくらんぼ畑、やってみねぇか?』

数年前に叔父さんが20本ほど植えたさくらんぼ。
だんだん実をつけるようになってきてて
近年は近所の人やら知り合いやらに声をかけて
『自由に採って食わせ』と。

我が家も毎年、美味しくいただき、去年などはジャムを作って本家に持って行くくらい。

なんとなく肥料を撒いたりとか消毒とかをやる時に声をかけていただいて
行ける時は手伝っていたんだけれど
出荷にこぎつけるとは正直思っていなくて
まあ、なかなか働きに出られない娘の励みになれば良いかなぁくらいに考えていた。

そして5月末に消毒のお手伝い。
娘偏頭痛で動けず。
私一人で、叔父さんとこに消毒のお手伝い。

叔父さんから衝撃の一言
『もう2、3日で収穫できるから、道の駅なりなんなりに出荷したら?
肥料やネットはこっちで買うから、あとは次女ちゃんに任せっから』

なんかねぇ。
我が家はみんなして、夢物語だよねぇって
あんまり実感がなくて、本家のお手伝いはするけど
多分叔父さんが主体でやってくんだろうなって甘く考えていた。

いやもう、そこから超特急。

道の駅ってどうやったら出荷できるの?
それとも家の前で直売とかやる?
パッケージとかどうする?
どうなったら採り頃なの〜💦
どの木がなんて品種なの?

わ〜わ〜わ〜💦

家族でワイワイガヤガヤ
連日、どうする!?どうする!?

なんてったって畑をやってると言っても
出荷なんてしたことがない。

実家は専業農家で
高校生の頃は、毎朝叩き起こされてニラやらキャベツやらの出荷の手伝いとかやらされたけど
農協に出すとかいうシステム的な部分にはノータッチ。

主人の顔の広さをあてにしようとしたけど
思いの外、人見知りを発揮して、知り合いにさえもノウハウを聞けない主人。
日頃から家にこもって仕事してるコミュ力のない私と、外に出て人と会うのが苦手な次女。
ついついなんで何もしてくれないの!?と身勝手な苛立ちを主人に募らせたりもした。

結局次女と二人で道の駅に行き
売り場の人に直接聞いてみた。
声をかけるまで3日くらい通っちゃった💦

そこからはスイスイと話が進み
次の次の日には入会手続きを済ませ
その次の日には初出荷となりました。
あ、それまでに、ホームセンターはしごしてパッケージ探したり
出荷前夜にネットの筆文字屋さんにロゴ超特急で頼んだり、
寝ないでラベルデザインしたり、さくらんぼをもいできてからラベルを出力したりカットしたり…etc.

はあ。。。

よく頑張りました。

今?

今はね、ちょっと出荷おやすみです。

ハクビシンとスズメにか〜なりやられました。

んもう(~_~;)

見に行くたびに入ってるスズメ。
そこらじゅうにあるさくらんぼの種びっちりの黒い糞。獣臭。

明日の朝採ろうと思っている木が、先駆けて次々とやられまして
今のところ出せる木がなくなっちゃいました。

今はいろいろ対策を講じて
次に採れる(はずの)アメリカンチェリーとダイアナブライトが
無事に色づくのを祈るように待ってます。

パッケージ、最初50個のやつひとパック買ってさ〜
この調子ならと3パックも買い足したのにな〜
虚しく、部屋の1角で段ボールが邪魔になってます。
果たして使い切る日は来るのか!?

でもおかげさまで出荷した分はすべてお買い上げいただきました。

あんな短い数日で、道の駅に出荷する手続きをして、
パッケージを決め、起きたことないような早朝に起きだし
収穫してきれいに並べて詰め、
入館証つけて持ち込んで、
幾つ売れたとメールをいただき一喜一憂し、
裏のじいちゃんに『スイ〜スイ〜っとスズメ、網関係なく出入りしてるぞ』と笑われ
スズメを追いかけ回し、ハクビシンの糞を除去し・・・

怒涛のような数日でした。

出荷の道筋ができたから
これからもがんばるんだ♪

やる気満々です。



もちむぎ

2020-06-02 15:40:32 | 
実は去年の秋にもち麦を播いてみまして。

この辺じゃ雪が積もるから麦踏みもできないしどうなるかな〜と思いながら
雪のない冬を越しまして。

不幸中の幸いか、雪国なのに冬に麦踏みができまして
この夏の水不足を心配しつつ、麦の実りを待ちました。

まだかまだかとジリジリしつつ
すっかり穂も紫になり、茎も葉も茶色くなったな〜と
5月30日に刈り取り決行。

随分と久しぶりに稲刈り鎌を使いました。
サクサクっと気持ち良く切れるもんですな。

あっという間に刈り取り終わり。
後は数日乾かして、ゴム手袋をはめてこすれば脱穀できるとの情報をもとに
ハゼかけしてのち、ゴザの上で穂先だけ乾燥。
麦わらは稲わらと同じ感じでスイカやメロンの畝に敷きました。



↑もとはこれ。100グラムのもち麦です。






このところとてもいい天気が続き、随分と乾燥したので
昨日ワシャワシャとゴム手袋で揉みまして。
今日はまずふるいにかけてから、箕で殻を飛ばしました。



こういう道具も、ばあちゃんが残してくれたのと、
実家が農家だったから使い方を知ってたので普通に使ってるけど
自分じゃなかなか買わないし、使わない気がします。



最終的にネットで注文した100グラムの麦から2.4キログラムの麦が採れました。
あんまり分けつしなかったので、本当ならもっとワッサリと採れる気がします。

次作用にいくらか残して、後はご飯に入れて食べるんだ♪
βグルカン?

携帯で撮った画像を転送したらみんな横向きになってしまったぁ。