PPKオーナーの奮闘コーナー

写真付きで日記や奮闘の様子をお知らせします。

承り 9

2006-11-24 18:06:25 | リラックス

PPK(ピンピンコロリ) -6

先日テレビを見ていて、これだ!と共感しました。

それはフランスに渡りフレンチの修行をされて日本に帰り東京の幾つものフランス料理のレストランの料理長をされ、今は独立してご自分の店を出され‥さーこれから人生の次の目標に向かいスタートするぞと頑張ってらっしゃる36歳の素敵な男性のトライアルでした。

それは高齢者の介護食に革命を起こしたい…                        生きるための栄養補給の食事ではなく…                        食べる喜びを感じられる食事…                              生きている実感の持てる旨い食事…                           そして体の中からエネルギーが湧き元気の出る食事…

それを作り出してみようとチャレンジされていました。

噛むことも,咀嚼することも、飲み込む事もままならない高齢者に直接会い、聞 き、感じてスペシャリストとして考え悩まれて料理されていました。         高齢者のすぐ傍で直接料理して、見てもらい、音を聞いてもらい、匂いを感じてもらいながら作るその中身は常識では考え付かないものですが、それを食べられた高齢者達は久しく口にしていないあの肉の食感、味わい…

ただただ言葉も発せず食べる者、むしゃぶりつくように食べる者、涙を流しながら 『生きてて良かったー 』と手を合わせる者、今まで死にかぶった様に苦痛に食事をしていた方々が生きる 『気』 を発して居たようでした。

彼は店でどんなに 「美味しい」 と言われるよりも、この方達に 『美味しかった』 と言われるほうが私はずっと嬉しいと言われていました。

人が元気になる事をやり続けたい…    正に私の目指す所と一緒でした。                               


承り 8

2006-11-18 16:46:55 | リラックス

PPK(ピンピンコロリ)-5

人が元気で生き、元気に死ぬ…永遠の課題であり又やり遂げなければ成らない崇高な活動だと思います。                                

その時にどうしても端折れない大切なテーマに 『 遣り甲斐・生き甲斐 』 『 社会的認知・有効的社会帰属 』 があると考えます。

遣り甲斐とか生き甲斐と漠然と言ってもそれはそれは千差万別だと思うし、又人のあり方‥感じ方‥健康状態によっても一つの事実が重荷にも遣り甲斐にも成り得るので、単純にこうでしょう‥とまとめることは出来ない物だと思います。

ただ言えるのは考え方が前向きな時は比較的遣り甲斐に感じられるものだと思います、又自分以外の周りのすべてに感謝の気持ちを持てて居る時も、遣り甲斐に近い気持ちで居られるような気がします。

結局は 『 心 』 の健康管理健康増進活動の様な気がします。

さて、これはどうして行ったら良いものなのでしょうか?                

自ら求めて行ってこそ価値のあるものだからこそ、周りの援助とか環境整備が重要なポイントだと考えます。                               

前回ご登場頂いた お婆ちゃまにしても、ご家族が充分理解を深めて協力してあげる、いや理解してあげるだけでも状況は大きく変わるような気が致します。

私は何回もお婆ちゃまをご自宅にお送りしているのですが、そのたびに怒鳴られている姿ばかり目にしています (でもお婆ちゃまが耳が遠いので大きな声をだされているのです)、それは体を心配する余りの愛情の言葉である事は解るのですが、お婆ちゃまのされたい事をもっと旨く安全にそしてよりよい成果になるよう協力して差し上げたら、もっともっと元気で背筋も伸びるのでは…と思ってしまいます。


承り 7

2006-11-07 18:40:17 | リラックス

PPK(ピンピンコロリ)-4

そのお婆ーちゃまの手を取りながらやっとサロンの中に入り、最後は私がお姫様だっこをして椅子に座って頂きました。

この執念深さや、綺麗に成っていたいという情熱には、中途半端に体の自由のきく年齢の誰よりも熱いものを感じるし、人としての前向きな姿勢に心引かれ  『 うつくしい 』 と言わざるをえません。

カットをしてパーマをかける間も、またお出ししたお茶を召上る時も…何とも言えない至福のお顔をされていて、私は本当に担当させて頂いて幸せ者と自分が幸福感に包まれます。

人が何に限らず 『 チャレンジ 』 している姿は若くて魅力的で美しい。     このお婆ちゃまは95歳という高齢でありながら見事にチャレンジされています。

『 来年の1月○○日が誕生日で孫達がみーんな集まって来るけど、パーマかけに来れると良いんだけどねー 』 と言われていました。              私も願うばかりです。

私は信じて止みません、このお婆ちゃまが何時の日か亡くなられる時はきっと、長ーく病に臥して家族の世話に成るのではなく、あるひ突然大往生されるとし確信しています。 それは今迄に凡人を超えた善行を積み重ねて来られている事が証明してくれると思います。