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私Numberが呑んだり食べたりした備忘録です。

チョイノリセル付黒 メンテ

2013-05-23 14:31:00 | チョイノリ


基本メンテナンスの為2690kmで入庫。リアキャリアにカゴ、サイドスタンド付と生活感溢れる仕様。日常の道具として頼られている様は、チョイノリファンとして嬉しい。見た目も、エンジン掛けてみたところも状態は良さそう。メンテナンスを時系列で、サクサクいきましょう。



セルは反応するもののエンジンは掛かりません。12.2Vあってセルが回らないのは解せませんが、バッテリーを外して充電。12.5Vまで回復しました。



ステップボードを取り外すとなんとフューエルフィルターが装着されてます。愛されてたって事でしょうか?



マフラーはかなりダメな部類ですね。ボルトも錆びていて外すのに苦労しました。錆を落とし塗装対応。



プラグも錆錆で取り外すのに慎重を期しました。碍子にクラックがあります。当然交換。フィルターは清掃対応で、次回は交換必至というレベル。



なんとオイルが口までいっぱい入ってました。マフラー・プラグに続いて、これはちょっと雲行きが怪しいか? 



オイルは真っ黒で乳化しているんですが粘性は高いんです。憶測ですがオイル交換が久しくオイル量も足りなかった車両に、業者がオークションに掛ける際ドボドボと補充したんじゃないかと。これだけのオイル量でありながらエアクリへの吹き返しがそう認められませんから。交換するオイルは永らく使ってたカストロールXF-08に替わりましてコメリオリジナル。前者と同じ5w-40のSNです。



駆動系のチェックと掃除をしますが、ケースがなかなか開かなくて苦労しました。なんとスターターピニオンギアがケース側に固着していて、プーリーフェイスの内側と引っ掛かるカタチになってました。ヘタな慣れで作業してたらギアを壊していたところです。奢るべからずですね。



『2000kmを目安に一度はベルトカスを取った方が良い』という定石を過去の経験から弾きだしていますから当然の施工なんですが、かなり汚れています。燃料フィルターを取りつけている事からも過去ステップボードを外した事があるのは明らか。しかし駆動系が手つかずということはあの燃料フィルター、愛故に取りつけられたというよりは不具合回避の苦肉の策か?



プーリーはドライブ・ドリブン共にエアインパクトじゃないと外せませんでした。ベルトカスの量はもうこれ以上削れようがないというくらい最大レベル。オイルに加えてスターターギア等の油ぎれと詰まりがセル始動の妨げになってたのでしょう。久しぶりに対面したムーバブルフェイス・カバーはやはり固着していてネジ1本ナメました。ビットドリルで粉砕して漸くカバー除去。ウエイト・ローラーに変摩耗が無いのはマルです。掃除とグリスアップ後組み立てました。もう1000km位はベルト交換しなくてもOKと思います。

煽動部への注油とチェーン調整、タイヤの空気圧を見ますと1kgf以下。これは直近乗って無いですね。バッテリーの12.2Vも出品前に充電だけはしたんでしょう。そういえばケースのネジは他に比べたら何事もなく外れ過ぎました。

一通り組み終えますとセルモーターで始動出来ました。しかし暖気後もアイドルが安定しません。気になったのは燃料系。最初にエンジンを掛けた時フューエルコックが既にリザーヴの位置でした。しかし燃料自体はプライマリーで充分な量あった筈。にもかかわらずプライマリーに戻したらストールしたんです。その事を覚えていて(未知の車両は先ずそのままの状態を把握することが大事です。鑑識が来るまで決して動かしてはイケマセン)改めて燃料系をチェックするとフューエルホースバンドがパイプから脱落してホースを潰していました。そこをちゃんと戻して・・・



ガソリンタンクをチェック。するとこの錆。そしてこの錆の影響でしょう、ガソリンが濁っていてクリアではありません。この不具合があったから燃料フィルターを着けたんだ。ということはこの車両、「女性・ワンオーナー」というのも怪しいと疑うべきか? そう言えばサイドスタンドの形状が私のと違うと思ってたんですが、なんのことはない先っちょを曲げて短くしてるんです。傾きを大きくしてヤンチャに見せてる辺り、やってることがガキっぽいしなぁ。

史実は「『女性ワンオーナー』から引き継いで、セカンドオーナーの野郎がちょっと乗って飽きて手放した」ってところでしょうか。色んな事が分かるもんでしょう? これがチョイノリ、チョイノリ愛なんですよ(笑



取り敢えず走行テストに出ました。キャブレター調整後、ストールすることなくアイドルもかなり安定している部類です。タイヤも乗り心地は良い方で、車両自体は上玉といえます。懸念材料はタンクの錆ですねぇ。中のガソリンを除去してから次の思案というところでしょうか。それにしてもリアカゴがなかなか便利でした。

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