ぬくぬくひきひき

ひねもすのたりのたりかな──ほぼ半径30mの羽猫庵だより

インカの目覚め・早穫り

2008年05月26日 | 羽猫庵
プランターのインカの目覚めは、どうにも元気がなく
とうとう枯れはじめたので、さっさと抜いてしまうことにした。

掘り返してみたら、おお、できてるできてる!

カレーと肉じゃがと、おやつに…本格的な収穫までには
十分楽しめそうだ。

それにしてもこのプランター。
ホームセンターの種イモ売り場で、肥料も土もプランターも推奨していた通りのモノで揃えたものだったのに。
多分、食用にジャガイモを買ったら、今回とれた分の何倍も買えそうなくらい
お金かかってるんだけど。

どうやら排水がうまくいってなかったみたいで、土はとても湿り気味、
種芋が分解されていなくて、腐って出てきた。
やっぱり地植えは虫やらナメクジやら敵も多いけどラクだ。

隣はスナップエンドウ。
とれたては甘くてほんとにおいしい。
日照が足りなかったせいか、今年は実が少ないなあ…と思っていたら、
ようやくまた花がついてきて、もうひと踏ん張り実らせてくれそうだ。

灰汁のその後

2008年05月22日 | 作ってみる
灰汁のその後。
2日もたたないうちに、灰は沈殿して水は澄んでくるので、
それを2重にしたサラシのはぎれで漉して、ハチミツの空きボトルに入れて
食器洗いに使っている。
このハチミツボトルっていいね。プッシュしないと液体が飛び出さないから
こんな普通の水みたいな液体でも無駄に出ちゃったりしない。

10日ほど使ってみて、
今まで使っていた台所洗剤に手を伸ばしたのは2回かな。
それ以外は、この灰汁水で十分コト足りている。

まあもともとうちはあまり
油ギトギトの食器は少ないというのはあるかもしれないけれど
これはスポンジの影響もあるかも。

うちの食器洗いに今使っているのは、ナイロンのネット。
確か、パイプ枕のパイプがつまってたネット袋だったと思う。
ネコが枕をひっかくので、内袋のネットに穴があき、パイプがボロボロとこぼれるので使い物にならなくなり、
新しいのに交換した。
この穴のあいたネット袋を適当に折り畳んで使ってるのだけど、

これがすごくイイ!

ナイロン毛糸で編んだナイロンたわしってのは使ったことないけど、
あれと同じなんだろうか。
洗剤がほとんどいらない。
硬いところも柔らかいものも、力加減で十分汚れがおちる。
泡立ちもよい。
広げておけば、すぐ乾く。
スポンジみたいな劣化もほとんどない。丈夫で長持ち。
大きさは自在。棒にくるくる巻いて使えば、ボトルや水筒の底まで、これひとつで洗える。

たぶん、使わなくなったナイロンのレースのカーテンや、洗濯ネットなどでも同じものが作れると思う。
もし、いらなくなったそういうのがあったら、これはマジおすすめ。
(ジッパーは、とっちゃってね)

というわけで、このナイロンネットだと、ただでさえ洗剤がほとんどいらないのだけれど、
灰汁水も使えば、少々気になる油分も十分におちる。

昔、セッケンで洗ってみたこともあるのだけど、
あれは再汚染というのか、結局流してると他の食器や手がベトベトして
不快なので1回でやめた。
灰汁水ではそういう不快はない。

灰汁水で残念なところは、泡かな。
泡立たないから、効いてるのかちゃんと洗えてるのか、実感が少ない。
まあ実際洗えてるわけなんだけど、
おもしろくない、楽しくないといおうか。
泡にならされちゃって、安心させられてる自分に、改めて気づいた。

でもまあ、洗えてるんだしね。
買っても100円前後の台所洗剤だけど、買わなくてすむなら
これからの時代、使えるんじゃないだろうかと思ってる。

==追加==

あれから1ヶ月以上使ってみて、
どうやら灰汁洗剤は、プラスチックの油汚れは苦手なようだ。
陶器、金属は、ネット+灰汁で落ちるけれど、
プラスチック類は、洗剤使わないと、いつまでもヌルヌルして気持ち悪い気がする。
使い分けがコツかも。

じゃがいも3様

2008年05月21日 | 羽猫庵
今年も植えた「インカのめざめ」。
同じ種芋を植えたはずなのに、
育ち方にとても差が出ている。

手前のプランターは、購入した土に、比較的大きめの種芋を使って
純粋培養で最も収穫を期待していたのに、
なぜか、葉の色が薄い。
そしてこの写真のあと、黒い点々の出る病気?にかかって
特に奥のプランターはほとんど死んでしまった。orz

プランターに沿っている花壇の部分は、
去年ミニトマトを植えた場所。
同じナス科なので、連作障害が心配された場所なのに、
葉の色も濃く、全然問題なく育っている。
ジャガイモは、比較的連作障害に強いという話を聞いたけど
だから大丈夫なのかな。

角を曲がった一番左の位置は、去年はゴーヤとオクラを植えた場所。
やはりここの成長が、上記の2カ所にくらべると一段といい。
葉もよく茂り、葉の色もいい。

全体的に今年はナメクジにやられないように、
土に銅板をぐるっと射してある。
やっぱりナメクジには銅が一番効く。被害がてきめんに少ない。

花びらの絨毯

2008年05月19日 | 羽猫庵
少し前、花のおわったモッコウバラを剪定した。
ほっといたらモンスターになっちゃうからね。

せっかくだから、花びらを振り落として
しばし黄色い絨毯に。


灰汁をつくる

2008年05月09日 | 作ってみる
ずっとやってみようと思っていたこと。
火消し壷の灰を使って、灰汁をつくる。

火消し壷の灰は、基本的には庭の焚火の灰。
そこに火鉢の炭をいれて、すこしづつ増えてきたものなのだけれど、
火鉢の灰や、炭の灰は白くてキレイなのに対して
庭木の灰は、雑灰なので、まさに「灰色」。いわゆるグレー。
でも惜しげなく使えるからいいよね。

洗剤についてたプラスチックのスプーン約1杯を
大きなペットボトルに入れて、水道から水を適当にいれる。
シャバシャバシャバと振って、これでおしまい。

あとは、灰が沈殿して、上澄みが透明になるのを待つ。

たったこれだけなのに、なかなか腰が重くてやらなかったのが自分たるところ。w

上澄みがとれたら、食器洗いに使ってみようと思ってる。
さて、どれくらい有効なのか、それとも期待するほどでもないものなのか。
とりあえず、一度やってみないことには、ね。

ちなみにこのペットボトル。
ベルギーのスーパーで普通に売られていたミネラルウォーターのボトルなのだけれど
容量が大きいだけに、「ローリングボトル」となっていて、
底をコロコロッと横に転がして傾けると、水を静かにそそげるようになっている。
今まで出番もなく、ガラクタ箱の中に鎮座していたのだけれど、ふと考えたら
やっと沈殿した灰を巻き上げずに、上澄み液をそっと注ぐのにぴったりではないか!
口も広いから、灰も入れやすいし。

そんなものがあるんだねー、と、物珍しさから、
スーツケースの中でかさばるのにがんばって持って帰ってきてよかった…w

灰汁の結果は、また後日。