ぬくぬくひきひき

ひねもすのたりのたりかな──ほぼ半径30mの羽猫庵だより

今年もニゲラ

2006年05月31日 | 羽猫庵
これもお隣の奥さんから「もらって~」と渡されたニゲラ。
モッコウバラの根元、玄関脇に植えておいたら、ちゃんと根付いて花が咲いた。
今年のニゲラはまた白。

去年のニゲラは、からピンクへ色が変わった。

これからまた色が変わってくるのかな?

28の星

2006年05月30日 | 羽猫庵
どこから探してくるのか、
うちのほんの数本しかないジャガイモにも
ニジュウヤホシテントウがちゃんとやってくる。
こいつはナス科の植物を食い荒らす害虫。
銅色に輝く地色は、カッコイイんだけどね。

山椒の神様、ごめんなさい

2006年05月29日 | 羽猫庵
また休んでしまった。
1週間前の日曜日、つまり21日。
山椒を収穫した。調子にのって、大ザル山盛りいっぱい。

急いで下茹でして水に晒してアクを抜く。
小枝取りが楽しいんだよねー、といいつつ、
やりだしたものの、最初は雑談まじりにやっていたのに
だんだん無口になる。

実はこの久々晴れた日曜日、
蜜柑に花が咲き出したので、枝に残っていた実を全部穫って
ジャム作りのために2人がかりで延々4時間、蜜柑の皮むき、袋と種とりもやったあとだったのだ。
そして蜜柑の身だけで7リットルの大きなセブの圧力鍋に8分目ほどの三宝柑の身・・・

半分は氷砂糖といっしょにビン詰めして、ジュースとして保存。(2瓶)
残りの半分は、翌日にジャムになるまで煮詰めた。大きめのジャムビンに7本分。
今年2回目だったけれど、酸味と甘みは去年もあわせて1番よかった気がする。
砂糖ももう目分量だ。慣れたものだ。はっはっは・・・

そしてそのあとの山椒の小枝とり・・・orz
もう飽きた…という言葉を飲み込みながら、延々やったけれど終わらない。
翌日、ひとりで1日中、延々と小枝とり。
指先がジンジン痺れてくるほど、1日中山椒の香りに包まれながら作業しても
全体の2/3ほどしかとれなかった。
残りの1/3は翌日やろうと思っていたら、家人が一言。

「人生をもっと有意義に使いなさい」

ごもっとも。
だけど…と言いかけたけれど、「もう1年分十分にあるから、捨てなさい」と
残った山椒は捨てられてしまった。

せっかく実をならせてくれて、収穫させてもらったのに、
山椒の神様、ごめんなさい。

人間、欲をかいちゃ、いけないね。
いただける分だけ、穫るようにしよう。心に刻んだ2006年の教訓なのでした。

樋松くん と 松の使い道

2006年05月19日 | 羽猫庵
雨が溢れるので、今まで手の届かなかった場所の雨樋の掃除をしようと
梯子をかけてびっくり。
何年も掃除をしていなかったのだろう(引越してから3年目だから、つまりそれ以上)縦樋の上で
松が育っていた。(写真)

庭で観察しているマツの苗の様子から推察するに、多分3年目の立派な苗。
雨樋の中は、落葉と砂で、ものすごく状態のよい腐葉土になっている。
去年は同じように樋の上で、山椒が根を張っていた。

根を切らないように大切に掘り上げ、クヌギの落葉のたまる、日当りのいい場所に
移植してあげた。
ここで大きく育つといいなあ。
できれば、見上げるくらい大きな、他の松と同じくらい。
雨樋でみつけたから、「トイマツくん」と名付ける。

松といえば、面白いサイトを発見した。
安の森の歴史(1950-1990年)

松の使い道について、なかなか興味深い記述があって感動した。
今まで松は、薪にするには脂が多くて煤が出るから使えないとか、松の葉も堆肥にはならないとかそんな記述ばかり目に付き、
「なんだよ、じゃあ松はよく植えられているけれど、観賞する以外の使い道はないのか?」と思っていたのだけれど、
やはり昔の人の智恵は、きちんと葉も幹も、あますところなく使っていたのだということがよくわかった。

特に感動したのは、松葉の使い方。
なんとなく、今自分たちがやっていることは、方向として間違っていなかったのだと確信して嬉しくなった。
そう、松葉は決して堆肥にならないのではなく、湿った古い松葉が堆積した場所の土は、
実にふかふかとした、良い土になっているのを実際に見ている。
湿っても積もっても、無理に掃いてしまわずに、そのまま敷き詰めておいてもいいんだな、と
改めて思った。

もちろん、裏の家にある大きなクヌギから降る落葉は、
雨を含むと早く上質な堆肥になっている。
そのクヌギから落ちたドングリも、うちの裏庭で育っている。

トイマツくんもクヌギたちも、伐られてしまわないようにどんどん育て!

すみれ

2006年05月18日 | 羽猫庵
お隣の奥さんから「もらって」と渡された、すみれ2種。
増え過ぎて困るほどなんだそうだ。
1つは根付いたんだけど、奥の株は、まだ油断できない状態。
ここのところ雨が多いから、水不足で枯れることはないだろうけれど。

大家さんがもしも除草剤をまきにきてもわかるように、
そのへんに落ちてるカワラのカケラを並べた花壇をつくる。
でもそんな素朴な風情も、なぜか味になるから不思議。