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【滋賀・近江の先人第133回】世界でも五指に入るレンズ磨きの名人/レンズ和尚・木辺成麿(野洲市)

 木辺宣慈 (きべせんじ、本名:成麿(しげまろ)、1912年(明治45年) - 1990年(平成2年)は、日本の浄土真宗の僧侶、真宗木辺派21代門主。光学技術者。レンズ磨きの名人として知られ、「レンズ和尚」と呼ばれた。滋賀県野洲市出身。

略歴
1912年4月1日、木辺派本山錦織寺に生まれる
旧制滋賀県立膳所中学(現・滋賀県立膳所高等学校)卒業、京都帝国大学文学部卒業
1969年、木辺派門主に就任
1990年5月2日、還浄

姉妹の弘子は、真宗誠照寺派の28世法主、二条秀淳に嫁いでいる。

木辺成麿について
1912年に滋賀県の真宗木辺派本山錦織寺に生まれ。
旧制滋賀県立膳所中学校(現滋賀県立膳所高校)に進み、京都帝国大学を卒業した。
1969年(昭和44年)木辺派門主(錦織寺)に就任になる。 仏教界の名僧であるとともに天文用のレンズ作りの名人としても有名であり、昭和45年には吉川英治賞も受賞している。 反射鏡・レンズ研磨を行い「レンズ和尚」と呼ばれることもあった。

幼い頃から天文学に興味を持ち、住職修業の傍ら、戦争中陸軍航空技術研究所の嘱託となり、後に中村要(滋賀県出身の天文学者)に出会い日本でも数少ない天体望遠鏡の反射鏡磨きの大家になる。世界でも五指に入る名人となり、「レンズ和尚」の異名で知られ、特殊光学研究所所長も務めた。

戦前から1970年代頃までの30㎝~60㎝の西村製作所製の大口径反射鏡には木辺成麿研磨のものが多く使われている。現在では「木辺鏡」として天文愛好家にとっては垂涎の鏡となっている。

1962年に研磨された15㎝屈折望遠鏡用レンズは西村製作所製屈折赤道儀に組み込まれて、滋賀県立膳所高校に設置されていた。現在この15㎝屈折赤道儀は天体望遠鏡博物館(香川県)にて保管展示されている。

<Wikipedia等引用>
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