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彦根市佐和山城 石田光成の時代に城下町大規模改修か

戦国武将・石田三成の居城で、彦根市にある佐和山城の発掘調査から、三成の時代に城下町が大規模改修されていた可能性があることが分かった。

佐和山城跡の発掘調査は昨年度から行われているが、今回の発掘調査の結果、石田三成が城主だった時代の茶碗などが多数出土したほか、城下町の中央とみられる場所からは、水路の跡と石積みが発見された。

石積みは、水路の両脇に5メートルだけ並んでいることから、橋を支えるための橋台とみられている。また、橋の上を通る道は、「城下町のメインストリート」と「城内や武家屋敷」をつなぐ重要な道であった可能性が出てきた。

一方で、水路については、造られてから短期間で人為的に埋め戻された跡があり、佐和山城の城下町が大規模な改修を受けていたことが分かった。

三成の時代の改修であったかどうかの確定は、今後、文献と照らし合わせての研究次第となるが、中・近世の城郭に詳しい滋賀県立大学の中井均教授は、「三成が、外堀を作る際に城下町を再編成して水路を埋めた」とみていて、「豊臣政権が都市設計をどのように考えていたか、全国的に比較できる重要な発見」と話している。

なお、滋賀県文化財保護協会による一般向けの現地説明会は、9月29日(日)に開催される予定である。

<BBCより>

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