臨済宗永源寺派大本山永源寺(東近江市永源寺高野町)で、春の新緑特別公開が5月22日(日)まで開催されている。
戦国時代の兵火で荒廃していた永源寺の復興に尽力し、中興の祖とされる「一絲文守」(いっしぶんしゅ)(1608年~1646年)の教えを弟子がまとめた「一絲和尚語録」が今秋出版されるのを記念して、春と秋に関連する寺宝を公開するもの。
戦国時代の兵火で荒廃していた永源寺の復興に尽力し、中興の祖とされる「一絲文守」(いっしぶんしゅ)(1608年~1646年)の教えを弟子がまとめた「一絲和尚語録」が今秋出版されるのを記念して、春と秋に関連する寺宝を公開するもの。
↑写真:滋賀報知新聞より
一絲文守は公家の岩倉具尭の3男として生まれ、14歳で相国寺にて得度。沢庵宗彭に参じた後、丹波の寺院の住持となった。永源寺には1643年(寛永20年)に入寺し、一絲に帰依する後水尾上皇の支援のもと、境内の復興が遂げられた。
特別公開されるのは、本堂内陣の一絲像、後水尾上皇から下賜された硯など。一絲像は、彩色が施された塑像で、1650年(慶安3年)の7回忌にあわせて制作された。しかし、江戸中期の享保、明和の火災で同寺が全焼したため、現在の塑像は1765年(明和2年)に修繕、再興されたものとされる。
後水尾上皇から下賜された硯は、同上皇と先の天皇で父である後陽成天皇の2代にわたって愛用された硯で、上方に菊の紋が施されている。
↑写真:滋賀報知新聞より
このほか、新緑特別公開記念で切り絵朱印を期間限定で頒布する。
1枚700円。図柄は2種で、もみじと山門図、雲水たく鉢図。赤や紫など4色ある。
臨済宗永源寺派大本山 永源寺 春の新緑特別公開: 5月22日(日)まで。午前9時開門、午後4時閉門。
拝観志納料: 大人500円、中学生以下無料。
問い合わせ: 永源寺(TEL0748―27―0016)
東近江市永源寺高野町41
https://eigenji-t.jp/
<滋賀報知新聞より>
臨済宗永源寺派大本山 永源寺 春の新緑特別公開: 5月22日(日)まで。午前9時開門、午後4時閉門。
拝観志納料: 大人500円、中学生以下無料。
問い合わせ: 永源寺(TEL0748―27―0016)
東近江市永源寺高野町41
https://eigenji-t.jp/
<滋賀報知新聞より>