昨年12月から今年1月にかけて東京で開催された第32回全日本大学女子サッカー選手権大会で、見事優勝を果たした山梨学院大学の選手、「中井佑姫奈」さん(東近江市建部堺町出身)が東近江市に凱旋し、小椋正清市長にその喜びを報告した。
中井行きなさんは八日市北小学校、聖徳中学校の出身。兄の影響もあり小学4年生から彦根のクラブチームに所属し、中学はさらなる技術向上を求め京都のクラブチームへ。その後は女子サッカーの名門校、「藤枝順心高校」(静岡)に進学。中心選手の一人として3年生の時に迎えた全日本高等学校女子サッカー選手権大会でも優勝した経験を持つ。
「全日本大学女子サッカー選手権大会」は、公益財団法人日本サッカー協会が主催する大学女子サッカーの頂点を決める大会に位置づけられる。
中井佑姫奈さんは1年生ながらベンチ入りし、準々決勝ではサイドバック(ディフェンダー)のポジションで選抜出場。フル出場でチームの勝利に大きく貢献した。その後も勝ち続け、山梨学院大学は女子サッカー部創部10年目にして悲願の初優勝を果たした。
この日、金メダルを首に下げて表敬訪問した中井さんを労った小椋市長は「近い将来、日本を代表するトップアスリートになることを期待し、応援しています」と言葉をかけた。
大会を振り返った中井さんは「厳しい試合もあったが1対1のディフェンスでは思い通りプレーが自分の中でできていた」と話し、「これからも試合に出場し続け、次のインカレ(全日本大学大会)でも優勝したい」と意気込んだ。
<滋賀報知新聞より>