湖や沼の保全を進めるため、大津市で「第1回世界湖沼会議」が開幕した8月27日を「世界湖沼の日」と定めることが国連総会で決まった。
「世界湖沼の日」は、日本を含む74か国が共同提案した決議案が12月12日の国連総会で採択され、制定が決まった。湖や沼の環境保全や持続可能な開発を推進するとしている。
今から40年前に大津市で開かれた「第1回世界湖沼会議」の開会日にちなんで、8月27日が記念日となった。
びわ湖がある滋賀県は、これまで国際会議などを通じて湖や沼を保全する重要性を訴え、記念日の制定を呼びかけてきた。
滋賀県によると、採択された決議では「各国や国際機関が湖や沼の重要性を認識し、協働して持続可能な形で維持・保全・再生する」としている。
三日月滋賀県知事は12月13日、報道陣に対し「課題や可能性を見つめ直して発信していくチャンスだと思う。湖や沼を有している自治体と連携しながらさまざまな取り組みを行っていきたい」と述べた。
<記事・写真: NHK大津より>