箱根駅伝で総合2位だった駒沢大の「安原太陽」選手(4年)が1月5日、出身地の東近江市役所を訪れ、小椋正清市長らに「悔しさはありますが、やり残したことはありません」と心境を伝えた。
↑写真:中日新聞より
2022年度は大学駅伝3冠に貢献。23年度も出雲(5区)は区間2位、全日本(6区)は区間1位で優勝の原動力となり、連続3冠をかけた箱根では昨年と同じ7区を託された。
沿道には母安原かおりさんや親戚10人ほどが応援に駆けつけ、駒澤大1年の弟「安原海晴」さんが兄への給水係を担った。前回よりタイムを縮め区間4位と健闘したが、2年連続の3冠は逃した。
安原選手は「ベストメンバーで、やるべきことはやりました」とすがすがしい表情。
母かおりさんは「兄弟で給水する場面は何度もスマホで映像を見て、涙が出ました」と振り返った。
小椋市長は「東近江の誇りです。息の長い選手になって、さらに高みを目指して」とエールを送り、花束を手渡した。
小椋東近江市長に報告後、安原選手は取材に「選手全員で楽しむことは共有できた。ずっとサポートしてくれた母に感謝したい」と話した。卒業後は実業団(*花王と目される)で競技を続け、将来はマラソンにも挑戦する。
<中日新聞より>