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”スローライフ滋賀” 

東近江市 閉店した過疎地区のスーパーを住民主体で再生オープン

 滋賀県東近江市で過疎化が進む地元の人たちが中心となって、2019年に閉店したスーパーマーケットを再生させ8月27日オープンを迎えた。

↑写真:中日新聞より

 オープンしたのは東近江市の愛東北地区のスーパーマーケット「i・mart」だ。

i・mart(アイマート(愛のまち合同会社)
東近江市市ケ原町108番地2
0749-46-0466

 旧愛東町の人口は2005年、東近江市に合併時の約5600人から現在は17%減り、高齢化も進む。
 この場所には以前、地域で唯一のスーパーがあったが、経営者が高齢、後継者不足などを理由に2年前に店舗を閉めていて、多くが八日市地区の大型スーパーなどに通う。車のない高齢者は「買い物難民」となる可能性もあった。

 70代女性は「コロナもあるので、あまり遠い所では買い物したくない」と話すなどお年寄りなどからスーパーの再開を求める声が上がっていた、
 そうした声を受け、住民有志が2019年10月にスーパーの営業再開に向けて「愛東の暮らし・つながり創造会議」を立ち上げた。

 開店には冷蔵機器や総菜を作る厨房の整備などで約5000万円を費やした。半額は合同会社で借り入れたが、残りは地元の住民や事業者を中心に寄せられた840万円の浄財を充て、休眠預金を活用した「東近江三方よし基金」の助成も受けられた。 2010年12月に合同会社を設立、2021年8月の開業に向けて改修工事を始め、8月27日の開業に漕ぎつけた。

 店内にはおよそ3000点の商品が並び、オープンと同時に訪れた人たちは地元で収穫された野菜や揚げ物などの総菜を次々と買い求めていた。
買い物に訪れた70代の女性は、「これまで買い物は隣町まで出かけていたが、歩いて行けるところに店ができて本当にうれしい」と話す。
 スーパー運営会社の藤関明雄さんは、「車で買い物に出かける高齢者の負担が大きかったので、みんなで協力して店を作ることができてよかった」と話していた。
また、「移動販売も予定して高齢者の利便性向上を考えているが、地域の拠点として住民に広く利用してもらえる店になれば」と期待する。

 「i・mart(アイマート)」は従来の食料品や日用雑貨を扱う一方、コミュニティースペースを設け、高齢者の健康に関するセミナーや子を持つ母親らが情報交換できるイベントの開催を検討しているという。

<NHK大津、中日新聞より>
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