”スローライフ滋賀” 

山あいに「いどころ」を 東近江の灰谷さん夫妻、古民家活用し飲食店開業(東近江市永源寺)

 東近江市永源寺相谷町の山あいの集落で、灰谷剣さんと真理子さんの山好きな夫妻が築約300年とされる古民家を店舗にした飲食店「ゐ処(いどころ)」を始めた。

↑写真:中日新聞より

 集落は灰谷さんの地元で、真理子さんは東京都練馬区出身。
店を持つという夢をかなえた真理子さんは「自然が近くて住みやすく、すてきな人たちも多い土地。やり方次第で、店にも人が来てくれる」と意気込む。 

↑写真:中日新聞より

 店内には土間にカウンターを置き、7席を設けた。
食事のメニューは飲み物付きの週替わり定食のみ。地域の農産物直売所で仕入れた旬の野菜などを使い、和、洋、中を問わずに提供する。1日あたり約20食の予定。
 隣に和室があり、4室をつなげてカフェスペースとし、座布団や椅子を置いて約20席を設けた。自家製のレモングラスのハーブティーや、地元の梅やショウガを使った旬の飲み物、季節のデザートを味わえる。
 室内には約500冊の本が置かれ、図書室を兼ねる。

 真理子さんは東京都内の高校を卒業後、新潟県の専門学校で登山やガイドについて学び、長野県の八ケ岳の山小屋で働いたり、小笠原諸島で料理人をしたりしてきた。
一方、灰谷さんは地元の高校を卒業後、工場勤務を経てアウトドアメーカーに転職し、岐阜県各務原市で勤務。幼少期からの趣味で、国内外の山にも登っていた。
 2人は2020年9月に山好きという共通点で出会い、今年4月に結婚した。以前は、灰谷さんが真理子さんに会うため八ケ岳の山小屋に通っていたことも。真理子さんが21年秋ごろに山小屋の仕事を辞め、別の仕事を考えていたとき、灰谷さんが「自分のやりたいことをやりなよ」と後押しした。偶然にも地元の古民家が空き家と知り、開業につながった。
 店の切り盛りは主に真理子さんが担い、滋賀県内に転勤した灰谷さんも休日に店を手伝う。真理子さんは「店名の通り、いろいろな人の日常の中にある場を作りたい。ここに来て、明日からも頑張ろうと思って帰ってくれたら」と話した。

問い合わせ: ゐ処
東近江市永源寺相谷町749
070ー3268ー3515
営業時間: 11:30〜17:00(月、火曜休み)

<中日新聞より>

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