おだやかな陽だな 2019-09-15 07:01:44 | 詩 タニシも水草もおおかた透けてみな底にゆらゆらうっすら目があいている温度があってたおやかな水もゆらいで誰もいなくていい日だなうっすらな水草からぷぷ一粒の酸素誰もいない あなた知らないゆえにわたくしどもはそんなぼんやりと底にいたわけですタニシも水草も暦の底でみわけつかずに ぷぷぷぷぷふふ いる あなたわけですこの穏やかな日にあって数条の光はみな底を探り続けるゆらゆらタニシと水草は互いに知らない