父親が脳腫瘍(神経膠腫)になった長男の苦悩と戦い

神経膠腫(しんけいこうしゅ)になった父親の看病日記です

ようやく退院できる事になりました!!

2006-12-28 22:56:28 | 術後から治療 そして退院まで
今日、先生から

「明日、退院しましょう!!」

との一言

この日をどんなに待っていたことか・・・

病気を発見してから3ヶ月、いろいろな事がありました。

緊急外来に行って、その日に急遽入院。造影剤入りのCT撮影で脳腫瘍と確定。

MRI検査などを経て大学病院に転院。2週間後には手術。その後、放射線治療、抗がん剤治療と現時点で出来る事は全部しました。副作用も意外に無く、すべてが順調に進んでいた矢先・・・ 外泊中の突然の高熱。急遽病院へ。膀胱炎の診断が出て、点滴などの処置を受ける。
それまでが順調すぎたので、父には相当のショックがあった様子。それからはまったくやる気が無くなり、年内の退院も危うくなってきた。12月16日に全部の治療が終わり、後は体調が戻れば即退院だった。でも、そんなに簡単なものではなかったです。
肺炎や他の感染症など考えられる病気の検査をしたんですが、これだ!という原因が分からず、血液検査で炎症反応が高いというのだけが問題でした。
やはり問題は気力でしょう。先生も家族も考えてる事は一緒でした。これは父に退院する気を起こさせないといけない。
今週中にその気にさせないと来年になってしまう・・・
月曜日に点滴(栄養剤の)を外して父に説教をしました。

「年内に退院したくないの?」「正月も病院で過ごすの?」

父はあんまり返事をしなかったけど分かってくれたみたいで、その日の夜から結構頑張ってくれた。
自分で散歩をして、ご飯を食べて、今まではしなかったことをここ2,3日でするようになった。近所のおばさんたちも見舞いに来てくれて、楽しんだみたい。
その様子を先生が見ていてくれて、「これなら大丈夫」と判断してくれました。
世話になった看護師さんに「お世話になりました」と無理やり言わせ、(照れ屋なのでなかなか言えないので)退院する実感が出てきたみたいです。
約3ヶ月世話になった病室も見なくなるのかと思うと詰まる思いがあるようで、短いようで長かった3ヶ月でした。

このブログでいろいろな方に応援のコメントをいただき、くじけてる時などはとても力になりました。
見ていかれただけの方にも見ていただいてるだけで元気づけられます。

「ありがとうございました」

まだ終わったわけでは無く、これからが本当の戦いだと思っています。

ブログは続けていきます。

長く続けれれば良いと思っています。

これからもよろしくお願いします。

同じ病気の方、そして家族の方、これからも一緒に頑張っていきましょう!!

最後まで希望を捨てずに。5年生存率10%以下でも、10%以下の人は5年以上生きているのですから。