上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

車で四国遍路 後編は逆打ち(2日目 83一宮寺~71弥谷寺)

2020年12月12日 | 遍路・巡礼
 2日目(12月2日水曜日 晴れ)
 朝早く目が覚めたので、宿から近い志度寺まで散歩してから朝食
 朝定番の焼き魚と卵、納豆だったが美味しく頂き7時45分に宿を出た


 
 83番 一宮寺 仁王門 (8:45着 811km)
 
 本堂
 
 大師堂
 
 
 一宮寺の向かいには讃岐一の宮「田村神社」がある
 一宮寺は神仏集合が行われていた江戸期以前
 一の宮神社を管理するために置かれた別当寺だそうであるが
 

 

 

 

 
 お寺より神社の方が立派である




 
 82番 根香寺(ねごろじ)天台宗 (9:55着 829km)
 

 

 
 山門を潜ると石段が続く、階段が多い寺が多いので
 この程度では驚かなくなって来ている
 
 階段を登ると樹齢1600年の枯れたケヤキが祭ってある
 白い猿の伝説のある白猴欅(はっこうけやき)
 
 大師堂
 
 本堂へはまた階段を上がる
 
 本堂
 駐車場近くに牛鬼の像があったそうだが見逃してしまった




 
 81番 白峯寺(しろみねじ) (10:25着 839km)
 

 
 車遍路でも階段は登る
 
 本堂
 
 大師堂



 
 79番 天皇寺 (11:00着 850km) 駐車料金200円
 80番国分寺と79番を逆にした方が合理的と判断し79番天皇寺を先に回る
 四国遍路はどのような回り方でも許されるそうだが
 エセ遍路なのでもちろん順番にはこだわらない
 お寺に鳥居があったりでこちらも色々だ
 
 本堂
 
 大師堂
 お経をあげるときは皆、後の人のために中央を開けておく
 自分も後に下がり
 般若心経のサワリとマントラ部分、南無大師返照金剛だけを唱える
 



 
 80番 国分寺 (11:30着 858km)
 

 
 山門を潜ると、ミニ88か所巡りがある
 これに参れば88か所回ったことになるらしい
 
 本堂
 

 
 本堂から大師堂の間には、七福神の像がある
 
 大師堂
 左の白い建物が「弘法大師礼拝殿万霊塔」で納経所からお参りする



 

 
 お昼は、国分寺近くの「三嶋うどん店」で しっぽく定食 490円
 かやくご飯にけんちんうどん風、安くて量がありコスパ抜群




 
 78番 郷照寺 (12:35着 874km) 88か所中唯一の時宗
 時宗というのは南無阿弥陀仏を唱えながら踊り歩く踊念仏の宗派
 
 山門を潜ると街並みの向こうに瀬戸大橋が見える

 境内の庭も手入れが行き届いて美しい
  
 本堂
 
 天井には立体的な花々の絵
 
 大師堂には階段を上がる
 他に、地下に3万体の観音像を納めた万体観音堂があった




 
 77番 道隆寺 (13:10着 882km)
 
 本堂前に逆打ちのきっかけとなった逸話の主、河野衛門三郎が弘法大師に許しを請う像がある
 12番札所焼山寺で許しを請い、51番札所石手寺で生まれ変わったという話だが
 何故ここにあるのかは不明
  
 本堂
 
 大師堂




 
 76番 金蔵寺 (13:45着 888km) 天台宗 駐車料金200円
 
 広い境内には巨木が何本かある
 乃木希典が宿舎にしていたことがあり、ゆかりの松や像がある
 
 本堂
 金蔵寺は金にゆかりがあるのか、本堂前に黄金の大黒様がある
 おみくじ付金箔300円也で金箔を大黒様に貼ると御利益があるそうで愚妻が奉納
 
 大師堂
 



 
 75番 善通寺 (14:20着 892km) 駐車料金300円
 弘法大師生誕の地だけありどちらに行ったら良いのかわからない広大な寺
 
 有料駐車場から入るのは西院でこちらに大師堂がある
 他の寺では余り人に合わなかったが、ここは大勢の参拝客で賑わっていた
 
 大師堂(御影堂:みえどう)
 
 仁王門
 
 高さ43m総欅造りの五重塔
 

 
 樹齢千年以上と言われるクスノキ
 
 南大門(正門)
 
 本堂





 
 74番 甲山寺(こうやまじ) (14:50着 893km)
 弘法大師が満濃池建設の指揮を執ったと言われる寺
 

 
 山門を入ると何故か兎
 
 本堂 前に門がある
 
 ?
 
 大師堂




 
 72番 曼荼羅寺 (15:10 895km) 駐車料金200円
 75番4善通寺から72番曼荼羅寺までは比較的近くにある
 ここも73番出釈迦寺をとばして曼荼羅寺へ
 
 本堂
 
 大師堂
 
 修行大師と延命地蔵
 他の寺にもあるが大師像など様々な像は寄進されたものが多い
 中には四国遍路100回記念なるものもあった
 
 
 笠松大師
 弘法大師お手植えの松が松くい虫被害で枯れたため、その木に大師像を彫ったもの




 
 73番 出釈迦寺 (15:25着 896km)
 
 ツアー会社の先達さんなどは、100回200回と回られているそうです
 

 
 本堂
 弘法大師が幼少の頃、飛び降りたという場所が奥の院
 是非行ってみたいところでしたが、50分位登るらしいので省略
 歩き遍路の機会があったら行ってみようと思う




 
 71番 弥谷寺 (15:50着 901km)
 駐車場から本堂まで一番遠い寺、車遍路にとっての「遍路転がし」とも言われています
 この山門から540段の階段を登ります
 

 
 金剛菩薩像 
 まだまだ先があります
 

 
 本堂へは未だ登る
 
 本堂
 
 本堂から眺め
 
 阿弥陀三尊摩崖仏
 
 大師堂 中で参拝するが撮影禁止

 


 
 宿 金刀比羅温泉 琴参閣 (17:10着 917km)
 

 
 せっかく金刀比羅宮近くの宿にしたので
 当初、金毘羅参りも計画したのですが、
 1300段以上の階段に連れがビビりパスすることに相成りました







香川県内はお寺の距離が近いので1日で13寺を回りました
 11日間で88か所を回る旅行会社のツアーもほぼ同じ日程でしたが
 この日はは14寺を回る計画だそうです
 これだけ回ると事前に調べておいた見所を見逃したり写真を撮り忘れたりします
 ブログを書くにもどこの写真なのか不明なものが出現し中々進みません
 後から見て判る自分の記録としての比重が大きいので
 閲覧してくれている人にはなんだかわからないかもしれませんが悪しからずご容赦を
 それにしても写真の整理に頭が痛くなってきました
 近視で老眼これも人生の贈り物の修行でしょうか?

                  南無大師遍照金剛

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