日々『元気』

キャバリア・元気と、はは・きょうやんのフツーの日常を綴ります。
いもうと・桜子も加わって、ますますにぎやかな日々です♪

ダニエルズその後・わが家の騒動

2010-11-02 22:47:23 | 日常

3週間前のことですが、
10月10日の日曜日、
元桜兄妹ときょうやん、元気ちちはお友達からお誘いをいただいて
るり渓散歩に出かけてきました。

それは帰宅後のこと。
日が10日から11日に変わった直後に届いたメール。。。

「すごく小さいダニがいっぱいついています」

そこからきょうやん家は大騒動、数時間をかけて兄妹のダニ取りをしたのですが、
このことは今回こちらのブログには書きませんでしたが、
詳しいことはこちらで書かれています。

雨上がりで汚キャバと化した元桜兄妹もすっきりと洗い上げていたのですが、
実はきょうやん、ふたりを乾かしている時に
桜子のおなかのところに小さな黒いごみのようなものがくっついていることに気がついていました。
単純にシャンプで落ち切れなかったゴミと思い、
そのうち落ちるでしょ、と放置していたのですが、
改めて桜子をひっくり返してみるとほぼ同じところに黒いゴミ。。。

まさかこれが・・・?

そぉっとピンセットでつまんでティッシュの上に置き、よくよく見てみると
まさにそれ!
1㍉にも満たない大きさなのですが、手足がごそごそ動いている。。。


そこから兄妹のダニ取りが始まってふたりから数十匹は取れたと思われます。。。

ダニの怖いところ。。。それは犬バベシア症の媒介。
ワンコにとってノミやダニはからだに取り着いて血を吸うやっかいな害虫なのですが、
これはフロントラインに代表される駆除薬を月に一度、首筋に滴下していれば
ほぼ完全に駆除または防除してくれます。

元桜兄妹は今年もずっとフロントライン生活をしていたので、
通常ならダニが付いてもさほど心配する必要もなかったのですが、
「間が悪い」とはまさにこのこと。

ひと夏分まとめて買い置きしていたフロントラインを使い切ったところで、
来夏もフロントラインを続けるか、お友達が皆さん使っておられるカタンドッグメタルに切り替えをしようか、
迷っている最中でした。

さらに最後のフロントラインを使ってからちょうどひと月が過ぎた頃で、
効き目もそろそろ切れようかという頃だったという間の悪さ。

その時取れるだけのダニは取り切ったと思われるので、
とりあえず翌日の月曜日にかかりつけの動物病院に行くことにしてその夜は就寝。

その上、もっと間が悪いことが続き。。。

翌・月曜日は体育の日前後の三連休の3日目だったのですが、
かかりつけの病院は土日祝祭日も午前中は診療しているので、
家の中のいろいろを片付けて11時20分頃に病院に到着してみると。。。

なんとその日は病院内改修のため、臨時に午前11時までの診療時間に変更になっていて、
先生もすでに自宅に戻られていた。。。
よほど先生に連絡を取ろうかと思ったのですが、
とにかく翌日にまた行くことにしてその時は連絡をしなかったのですが、
本当はその時に連絡をしてまた来ていただいた方がよかったということが後になってわかります。

翌・火曜日に今度は早めの時間に病院に行くと、なんとやはり改修のために臨時休診になっている
前日に行った時に臨時休診のお知らせが書かれてあったはずなのにとにかく動転して見落としたらしいです。

実は桜子のうしろ足(人で言うなら甲の部分)にダニがすでに吸血しているのを見つけていたので、
(食い付いていたダニは取れましたが)
今度こそは先生を掴まえないと。。。
と病院を覗いてみるとこの日は先生の姿が!

急ぎ事情を話し、フロントラインを処方してもらったのですが、
その時の先生のお話が不安を誘うもので。。。
先生は決して怖がらせるためにお話しされたのではありません、念の為。

私もさんざんダニ、バベシアについてネットで調べ勉強していましたが、
改めて先生から聞かされたお話によると、

ダニが取り付いて吸血を始めるまでに48時間、
その間にフロントラインが効いていれば24時間以内にダニは死んで落ちるのだけれど、
今回の元桜兄妹の事情もあり、
すでにるり渓行きから48時間ほど経過していることもあり、
すぐにフロントラインをしても心配が残ること。

咬んだダニがバベシア原虫を保有していた場合、それと同時に犬のからだにバベシアが侵入し始める。
もし、バベシアに感染すれば、
10日前後くらいで犬はだんだん元気がなくなり、食欲も散歩する意欲もなくなっていく。
バベシアの増殖により赤血球が破壊されて、貧血がどんどん進んでいる状態です。
通常、体内に入った細菌はマクロファージがやっつけるのだけれども、
バベシアは赤血球に取り付いているためにマクロファージは赤血球ごとバベシアをやっつけることになって、
バベシアの増殖が進めば血中の赤血球が壊されて更に貧血が進むことになる。
赤い尿や黄色く濁った尿が出る頃にはかなり進んだ状態で、犬もかなり衰弱。
適切な処置をしないとそのまま衰弱死してしまうことになる。

バベシアの特効薬と言える薬はあるが、
使用量を決めるのが大変難しく、量が多いと小脳に出血を起こし
そのことで死に至る可能性があるため、
少なめに使用するのが通常で、一時はバベシアを抑えたとしても、
生き残った原虫がいるとまた2週間後くらいに再発、というケースが多い。

元気がなくなる、などの症状は先にも書いたように貧血が原因なので、
血液検査をしながら貧血の状態を調べて行く必要があり、
貧血が認められれば血中にバベシアが見つかる前でも、
バベシア感染を前提とした治療に入らないと、手遅れになってしまう可能性が高い。。。

そこで、まずは血液採取をして、一般的な血液検査項目を全部調べてもらいました。
ふたりとも赤血球数を初め、全項目正常値内でした。

その後、5日毎に血液検査をして、赤血球数の変化を注視していきました。
その間、ふたりの様子も注視し、元気がなくなって来てはいないか、尿の様子などをチェック。

そしてるり渓からちょうど2週間後の血液検査の結果、
「これまでに貧血症状が出なかったので、もう大丈夫です」
とお墨付きを頂きました。

その間、ふたりの様子は常に注視していたので、
元気をなくすこともなく今まで通りの様子に、まず大丈夫だろうと思ってはいたのですが、
本当に心の底からホッとしました。

今回のことできょうやんはやはり来夏以降もフロントラインを続けることに決めました。
よほどノミ程度であればメタルで忌避出来るとは思うのですが。。。
確かにフロントラインはそういった薬であることは否定しないし、
それに対する不安というかそういったものは拭えないということもあるにはあるのですが。。。
そこはメーカーさんのおっしゃる「ペットは安全」を信じるのみ。

今回の騒動は、これでもか!なほどの、間の悪さが続いたことで招いた結果ではあるものの、
言ってみればきょうやんの不注意で、
もしかしたら大事な元気や桜子を大変な目に遭わせてしまっていたかもしれないこと、
さらに・・・
この不安感や恐怖感、どれほどであったことか、
いかにきょうやんにとってこのふたりが大きな大事な存在であることかを
今さらながら改めて思い知った2週間であったことは、
予定外に 大きな代償=病院への支払い を払うことにはなりましたが、
大事な勉強代となりました(苦笑)


ちなみに。。。

バベシアは近畿以西の西日本の山野に生息するダニに広く感染しているといわれていますが、
(近畿では六甲山系、生駒山系が多いのだそうです)
近年は東海、関東から東北まで発症が報告されているのだそうです。
きょうの元気ブログを読まれた東海以東にお住まいのワンコオーナーさん(もしいればのお話だけど・笑)
けっして人ごとと軽く考えないで下さい。
そして、ダニは山の中だけにいるのではなく、どこにでもいます。

さらに、

犬バベシア症は、バベシア原虫を保有したダニが媒介しますが、
そのダニがバベシアを保有しているかどうかは、
バベシアを保有している動物の血を吸ったかどうか、
または保有ダニの産卵した卵が既に保有している場合もあるらしいですが、
山の中では主に媒体は鹿なのだそうです。

でもって、鹿はバベシアを発症しないのだそうです。
なんかズルイ。。。(爆)






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