アカデミー賞の季節のせいか、2004年にアカデミー外国語映画賞をとったスペイン映画「海を飛ぶ夢」がBSで放送されたのを、今日観ることができました。
25歳の時に事故にあい、以来28年近くものあいだ四肢不随に陥った実在の人物、ラモン・サンペドロの手記『レターズ・フロム・ヘル』を元に、尊厳死を求めて闘う主人公を描いたドラマです。
惜しみなく愛情豊かに彼の介護をする農場で懸命に働く兄のホセ、
母親のような愛情でラモンに接するホセの妻マヌエラや、
人権支援団体で働くジェネや
ラモンの死を合法にするための弁護士のフリア、
テレビのドキュメンタリーを観てラモンに会いにやってきた子持ちの女性ロサ、
弁護士のフリアとの恋愛感情も、子持ちの女性ロサとの三角関係ぽい感じとか、家族とのそれぞれの彼に対する思いとか、これらの人々とのエピソードが重苦しくなく、ほのぼのとしたテンポで展開していきます。
ラモンは最後に尊厳死を選ぶわけだけど、この映画は決して尊厳死を肯定してるわけではなく、「生きる権利、生きる義務」について疑問を投げかけている映画に思えます。
邦題の「海を飛ぶ夢」・・彼が夢の中で海まで飛んでゆくシーンはとても美しかったです。
25歳の時に事故にあい、以来28年近くものあいだ四肢不随に陥った実在の人物、ラモン・サンペドロの手記『レターズ・フロム・ヘル』を元に、尊厳死を求めて闘う主人公を描いたドラマです。
惜しみなく愛情豊かに彼の介護をする農場で懸命に働く兄のホセ、
母親のような愛情でラモンに接するホセの妻マヌエラや、
人権支援団体で働くジェネや
ラモンの死を合法にするための弁護士のフリア、
テレビのドキュメンタリーを観てラモンに会いにやってきた子持ちの女性ロサ、
弁護士のフリアとの恋愛感情も、子持ちの女性ロサとの三角関係ぽい感じとか、家族とのそれぞれの彼に対する思いとか、これらの人々とのエピソードが重苦しくなく、ほのぼのとしたテンポで展開していきます。
ラモンは最後に尊厳死を選ぶわけだけど、この映画は決して尊厳死を肯定してるわけではなく、「生きる権利、生きる義務」について疑問を投げかけている映画に思えます。
邦題の「海を飛ぶ夢」・・彼が夢の中で海まで飛んでゆくシーンはとても美しかったです。