ノーやん日記パート2

鬼やらい

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晴れ。朝から買い物に走る。きょうは節分。いまは「鬼は外福は内」の豆まきの日。巻きずしを恵方に向かって丸かじりする日。妻が巻きずし用に島根県産の絹娘を食べたいというので南千里の大手スーパーまで走る。ない。やむを得ず近くのドラッグストアで福井県産の華越前を買う。

 昔は四季の節目を節分としたがいま節分と言えば立春の前日だけを言うようになった。俳句の世界では節分は冬の季語。節分といわず鬼やらいといったり追儺(ついな)といったりもする。
鬼やらひけふ横雲のばら色に 森澄雄
もうあしたから春やでというひびきを覚える日。以前にも同じようなことを書いた覚えがある。

 庶民の節分といえば豆まき、巻きずしの丸かじり、鰯の丸干しの軒先吊るしくらいしか知らない。平安朝の昔は大晦日の夜、宮中で大舎人が鬼を追い払う儀式が行われ鎌倉末期まで続いたという。その後は各地の社寺で追儺の儀式が行われ日取りも節分の夜に変わったそうや(角川「俳句歳時記」)。

 冬とはいえ、きょうは春隣や。千里南公園の出足も多い感じがした。牛首ヶ池のカルガモたちの遊泳(写真上)にも丘の空海歌碑(写真下)にも春隣を実感した。阿字は密教の死生観をあらわすことば。
阿字の子が阿字の古里立出でてまた立ち帰る阿字の古里
 よう分からんけどなんとなく分かればよかろう。夕方、巻きずしを娘の家まで届ける。夕飯に巻きずし4本も食べた。

歌碑の丘登れば見渡す春隣 龍尾

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}恵方巻きとかいうのは最近に寿司屋さんの業界が宣伝してひろまったもんでっせ。昔からの風習やないと想います。
fm
恵方巻きというのは関西のものだと思っていました。この風習は一般的だったのですか。
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