能建 糸魚川支店のブログ

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床下の秘密。

2012年09月10日 | 実況 新築工事
住宅の床下構造の話です。


キレイに出来上がった基礎工事ですが
ここに至るまで様々な工程があります。

当然、床の下には土があります。
土があるってことは、水分を含んでいると言う事です。

基礎コンクリに囲まれた床下は
湿気でいっぱいになってしまいます。

そこでこの防湿フィルム
刃物でないと切れない頑丈なフィルムを
敷き詰め、細かい石を載せます。


基礎に専用の粘着テープで防水シートを貼り、
床下の湿気を建物に上らせない工夫がされています。


土台引き。屈強の角材を基礎に緊結するのですが
その間に基礎パッキンと言う硬質プラの通風材を入れます。

見えにくいのですが、浴槽の下など風を入れたくないところは
ポリエチレン部材で密閉しています。(写真左奥の隙間)。

湿気を止め、風を通すことで、
ジメジメではなくサラサラの床下になります。

そして鋼製束(こうせいづか)で、
根太(ねだ)と呼ばれる床の梁(はり)を支えます。

“更生”束と言う字だと思っていたこれは
年月が経ち、木材が痩せても、床がキシまないように
軸を回すことで高さを調節できます。

そして、発砲床断熱材ミラフォームを敷き詰め、
床材で覆います。
融通が利くわ、頑丈だわ、サラサラだわで
完全無欠の床下構造なのです。


いよいよ次は棟上げですよ!
コメント
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