5日付南日本新聞によると、来年2月に行われる予定だった北九州マラソンの中止が決まったそうです。既に、いぶすき菜の花マラソン(来年1月)、熊本城マラソン(同2月)、静岡マラソン(同3月)、天草パールマラソン(同3月)などの中止も決まっており、同3月予定の鹿児島マラソンの成り行きが気になります。
これまでも書きましたが、この際、鹿児島マラソンも中止して、いっそのことコースを見直せばどうかと思います。
あらためて現在のコースを詳しく見てみると、国道10号の海岸部にあたる仙巖園前と重富の折り返し地点との間の往復区間が、全行程42・195キロの約6割を占めています。眺めがいいとはいえ、往復は単調で、ランナーは心身ともに辛いのではないでしょうか。
おまけに海岸部は、自然の地形に沿って道路ができているためカーブが多く、路面に細かな起伏や傾斜もあります。ここを実際に走ったことがある複数の人たちがこれらの問題点を指摘し、一様に「しんどい」と話すのを聞いたことがあります。
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私が一番問題だと考えるのは、マラソンのために貴重な基幹国道を日中7時間余りも通行止めにすることです。この海岸部は、う回路がとても不便です。う回路の一つで、どちらかと言えば便利な方の九州自動車道は有料です。マラソンと関係のない一般の人に、そんなに迷惑をかけていいのでしょうか。
鹿児島マラソンは中心市街地も駆け回るため、市街地の道路や公共交通機関もマヒしてしまいます。問題は海岸部に限らないのです。参加者は鹿児島の街を独り占めしたようで気分が良いかもしれませんが、関係のない人にとっては迷惑千万です。
コースを、う回路が確保できる市南部へ、ぜひ移してほしいものです。