台風10号が近づいています。大きな被害がないよう祈るばかりです。お互いに気をつけましょう。
身動きができませんので、今日のブログは私が好きな鹿児島市内のバス停を紹介します。何が好きかと言えば、その名前です。名前から湧くイメージです。まずは市北西部から。
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小野3丁目の幸加木川(こうかきがわ)沿いにあるバス停「まごめ」。同名の友人がいるせいか、何だか親しみを感じる。意味的に言えば、馬が多い所ということらしい。その意味で各地にある地名でもある。ここも昔、そんな場所だったのだろうか。ここが面白いのはもう一つ、川向かいに理由がある。
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川を挟んで、馬込バス停の斜め向かいに、何と牛込タタミ店という店がある。馬と牛の取り合わせ。ここを通るたび、私は一人ほくそえむ。考えてみれば、幸加木川という川の名前もなかなか興味深い。「幸せを加えてくれる木」か。
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原良3丁目と原良町にある。甲突川から引かれた水路を花岡通りが越えていた。その交差点を文字通り「かけごし」と読んだようだ。歴史を感じさせる。
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永吉1丁目にある。ここも歴史をしのばせる。由来は垂水の花岡島津家。その屋敷跡が近くの原良5丁目の山すそに残る。鶴丸城近くの花岡屋敷は、明時館(別名・天文館)の通り向かい、今の東千石町にあった。菓々子横丁などがある一画。
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田上6・7丁目にある「あらいだし」。地形や地名に由来するのだろうが、和風建築の工法を思わせる。
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新川沿いの田上7丁目にある「ごあん」。由来を知りたくなる。
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後庵から県道24号を新川沿いにさかのぼると、「橋」が付くバス停が3つ続く。「大峯橋」「出口橋」「一心橋」。出口は入り口でもあるはずだが、出口と付けたのはなぜ?
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心に響く「いっしんばし」。思いつめたような、いちずなような。
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一心橋の次は「かりしき」。鹿児島医療福祉専門学校(愛称・いふく)の最寄りバス停であり、受験期あたりに何度か中央駅で若者に案内した。
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下伊敷1丁目、伊敷病院前にある「なかふくら」。近くに鹿児島西高校があるころは「西高校前」というバス停だったが、西高がなくなり、その跡地にできた「高齢者福祉センター伊敷」前に新バス停ができたのを機に、新たに命名された。バス停がある通りは伊敷の旧道で、中福良という地名の通り、一帯の中心だった。ここを通るバスは一方通行のため、停留所は片側にしかない。
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玉里町の谷あいにある「かみやたに」。その名の通り、藩政時代に紙を作る工場があったのだという。
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城山団地の出入り口にある「ひやみずとうげ」。「冷水」も「峠」もイメージが広がる。そもそも「峠」が付くバス停は市内で貴重。確かに、冷水町と玉里町の分水嶺にあたる。何だか、苦労が多い人生を連想させる名前だ。
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冷水町にある。近くに比丘尼(びくに、尼僧)がいる寺があったことに由来する。
※続きは次回に。