のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

ロックンに頬がゆるむ

2011-12-03 23:39:01 | 落語会に行ってきた
柳家小三治師匠の落語会に行ってきました。

12月3日(土)夜席・開演17時
@ 吉祥寺・前進座劇場

開口一番は柳家緑君(やなぎやろっくん)。
プロフィールによれば、弱冠21歳。
柳家花緑師匠のお弟子だ。

噺の途中で上下(かみしも)が逆だったことに気づき、
登場人物の会話のなかで、
「今から上下を元にもどすぞ」
と仕切り直したのには大笑い

二つ目とはいえ、初歩的すぎるミス
いいぞ、ロックン

この緑君さん、
以前、NHK『プロフェッショナル・仕事の流儀』で
小三治師匠が取り上げられたとき、
池袋演芸場の楽屋で小三治師匠に叱られていた人だ。
(DVD化されたから、永久に残っちゃうね

あれ以来、
落語好きの間では、注目の存在。
小三治ファンの間では、アイドル的存在!?

今日も小三治師匠の登場前、
高座にお湯呑みを運んだだけで、
拍手と笑いが巻き起こった。

おいしすぎるぞ、ロックン
いろんな意味で、
今後ますます楽しみな存在です。

小三治師匠のマクラは、
3.11の震災当日のエピソード。
そこから本題の『粗忽の釘』。

昼席では『粗忽長屋』だったと、
昼席を観た友人のOさんから聴いていたので、
今日は粗忽シリーズの日かな?…と。

噺の中盤で、
マクラとの関連が何となく判明した。

3月の地震で師匠のご自宅の資料が崩壊して、
ハウスダスト・アレルギーになったそうだが、
『粗忽の釘』で亭主が釘を打つとき、
長屋にもハウスダストが舞っていた

マクラと本題の一瞬のリンク
それも小三治落語の醍醐味のひとつ。

ほかには、
古今亭菊六さん(風格が出てびっくり)、
柳家三三師匠、
紙切りの林家正楽さんの出演。

華やかなメンバーの華やかな会でした

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