のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

何度でも観たい『助六』

2010-05-18 00:38:02 | 歌舞伎も好きです
結局、
先月の『歌舞伎座さよなら公演・御名残四月大歌舞伎』は
チケットが取れず、観られなかった。。。

その代わり、
今日は新橋演舞場で
『五月花形歌舞伎』夜の部を観てきました。

お目当ては、もちろん、
市川海老蔵丈の『助六』

ホントなら
歌舞伎座最後の市川團十郎版『助六』と
2ヶ月連続で観たかったけど……

どっちか選べって言われたら、
海老蔵版だよね、当然
(御名残チケット取れなかった負け惜しみか

とにかく、
ずっと観たかった海老蔵版『助六』。

過去2回の東京公演を見逃したので、
なるべく海老蔵さんが若いうちに、
さらに欲をいえば独身のうちに、観たかった。

ま、後者は叶わなかったけど、
それは、この際、全然OK

蛇の目傘を手に登場するシーンは、
スタイリッシュ!の一言。

市川染五郎、尾上松緑との掛け合いは、
まるで漫才

市川猿弥との「またくぐり」タイムは、
落語家の「鹿芝居」とタメを張れそうな、
爆笑コメディ。
(猿弥さんのアドリブで、
ニヒルな助六も笑いをこらえるのに必死!?)

お得意の「にらみ」も大放出。

そして、ラストは
22年ぶりという「水入り」。

髭の意休にトドメを刺して、
追っ手から逃げる助六が、
火消し用の巨大水桶にザッバ~~ン

最初から最後まで、
飽きさせることなく、
見せ場、見せ場の連続でした

もともと成田屋のお家芸だし、
やはり今、最も助六が似合う若手役者は、
海老蔵丈でしょうね
(ご年輩なら片岡仁左衛門さんがいるけどね)

今後も何度でも観たくなる海老蔵版『助六』。
次は、いつかな?

中年になる前に、
なるべくたくさん演じて欲しい。

そして、そのあとは、
海老蔵ジュニア(!)が演じるのを楽しみに。

って、いつの話だ~

でも、それを励みに、
歌舞伎好きは長生きするのです

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