のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

川越・おみくじ・手ぬぐい買い初め

2022-01-03 18:08:00 | 見てきたよ
昨日2日、2年ぶりの初詣に行って参りました。


まずは川越の喜多院(撮影・兄)でお詣り。本堂までの行列は意外と早く進みましたが、おみくじコーナーは感染予防対策なのか縮小され、長蛇の列。

成田山川越別院に移動して、おみくじを引きました。超ひさびさの大吉😆


前々から行きたかった手ぬぐい店、亀之助商店さんへ。


オリジナルの川越柄3点チョイス😊


お醤油の老舗、笛木醤油(金笛)でお昼。


ここでも手ぬぐいゲット。


一昨年の年始とほぼ同じ、我が家の定番的コースを巡ることができました。観光地・川越、このご時世でも、どこも激混みでしたが、思いきって行けて良かった。

ついでにiPhoneのSiriでおみくじ。


コレ誰でも大吉が出るんですか? 甥も大吉。姪に至っては大大大吉でした🤣

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美しすぎたがために

2021-12-18 10:58:00 | 見てきたよ



ドキュメンタリー映画『世界で一番美しい少年』観てきました。

1970年代前半、ルキノ・ビスコンティ監督作品『ベニスに死す』の「完璧な美少年」タジオ役で一世を風靡したビョルン・アンドレセンの当時から今を、そして複雑な生い立ちをも辿った作品。

美しすぎたがゆえに天国と地獄を味わい、美しすぎる自分を肯定できなかった男の、痛々しく、やるせない人生。衝撃作でした。

楽しげな写真も映像も残っているのに、寂しかった子供時代。母親の謎の死。父親は誰だったのか? 隣りに眠っていながら死なせてしまった幼い息子。そんな波乱に満ちた不安定な父親を持ったがために、自身も寂しい少女時代を過ごしながらも、アンドレセンをあたたかく理解する実の娘の存在にホッとした。

それにしても現在の老けこみようときたら。のり屋の中学時代、チョコレートのCMに出ていたアンドレセンと同一人物とはとても思えない。が、細くポキポキした体型は当時を彷彿とさせ、容貌は激変しても、内気で繊細な美少年がそのままお爺さんになったような不思議な印象も受ける。

特に日本で爆発したアンドレセン人気。『ベニスに死す』以後、来日して馬車馬のように働かされたようだが、日本の印象は良かったらしい。このドキュメンタリー撮影のために日本を再訪できて嬉しそうな様子に安堵。

自分を含む大半の人間には想像すらできないことだが、あまりに美しすぎるって難儀なんでしょうね。。。



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高田賢三回顧展

2021-06-26 10:39:00 | 見てきたよ
昨年亡くなられたファッションデザイナー・高田賢三さんの回顧展、見てきました。


@文化学園服飾博物館


入口ロビー。


この写真、中学時代に雑誌で見てカッコイイ〜と思ったのを今でもアリアリと憶えてます。1970年パリ、高田賢三さんの初店舗 JUNGLE JAP オープン準備風景?


展示室内は撮影不可につき、図録より。


展示は代表作100点。高田さんの母校である文化学園(文化服装学院)100周年に因んだのかな?

やはり70年代半ばから80年代半ばに発表されたエスニックシリーズが代表作中の代表作、傑作中の傑作と感じました。

ロシアンルック。


中国ルック。


ほかにも中東ルック、アフリカンルック、もちろん日本ルック…などなど。どれも見れば見るほど細部まで凝っていて、ファッションデザインの真髄を目の当たりにした感。

中でも、友人のために作られたという、1点物のウェディングドレスが圧巻❣️


ガラス越しながら、実際に間近で見ると、気が遠くなりそうな手の込み方。

昨年2020年初め、新ブランド発表時の笑顔の写真がせつない。まさか秋にコロナ感染で亡くなられるなんて…

今後、高田賢三さんのような大スターデザイナーは誕生しなさそうな日本の世の中。

帰り道に通った新宿ル◯ネのショーウィンドウ。イマドキのセレクトショップのディスプレイを見て、つくづく洋服がツマラナイ、洋服に夢がない時代になったなぁ…と思いました😂


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2時間には収まらない人物

2021-06-11 21:30:00 | 見てきたよ



映画『HOKUSAI』観てきました。

コロナの影響で公開が1年延期。ずっと楽しみにしていたというのに…(しかも柳楽優弥ファンなのに…)

4章構成の1章終盤、抗えない睡魔が🥱💤 ハッと目覚めたら、無名だったカツカワナントカが葛飾北斎になっていた。前半の最重要シーンをまるっと見逃してしまったことを鑑賞後に買ったプログラムで知る。痛恨のうたた寝😱笑。

1〜2章、青年期の北斎は柳楽優弥。3〜4章の老年期は田中泯。北斎を育てる版元の蔦屋重三郎は阿部寛。このあたりのキャストは最高👍 もひとつ欲を言えば、北斎の娘・お栄を誰が演じるか楽しみにしていたのに…誰?(失礼🙏) 本作品の企画と脚本を担当した作家兼女優であることをプログラムで知る。う〜む…

全体的に話が端折られ端折られ進んで行く印象。そもそも北斎という人物のスケールが大きすぎて、2時間強の尺には収まらないのかも(思えば80年代の『北斎漫画』=新藤兼人監督作品も強烈なインパクトながら、???な映画だったし🤣)。

田中泯の存在感は、さすがの一言。3章で体を壊し、よいよい状態で杖をつきながら彷徨うセリフのないシーンにも、北斎の凄みとユーモアが滲み出る。

そして4章ではケロッと元気な北斎。脳卒中を自作の薬で治したことをプログラムで知る。恐るべし!

と、まぁこんな感じで、鑑賞中に浮かんだナゾを鑑賞後にプログラムで読み解き納得する作品でありました。あくまで一個人の感想です。



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七人一役

2020-11-06 19:36:00 | 見てきたよ



沖田修一監督の最新作『おらおらでひとりいぐも』公開初日。観てきました。

夫に先立たれた独居老人・桃子さん(田中裕子)の日常と思い出と妄想が交錯する。桃子の若い頃(蒼井優)、桃子の心の分身?トリオ(濱田岳・宮藤官九郎・青木崇高)、桃子の子供時代(子役)、桃子が朝起きたときに出てくる心の分身?(六角精児)…と、ザッと数えただけで7人が桃子を演じる七人一役🤣
 
昭和の東京オリンピック開会式の日、周囲に決められた結婚に嫌気がさし、「新しい女になる!」と田舎を捨ててきた桃子。東京で恋愛結婚して幸せだったが、それが逆に「古い生き方に絡め取られてしまった」と吐露する。

「いつまでも愛にひざまずいていられない、だいじなのは自由と自立。それを与えてくれるために(夫は)早く亡くなってくれたのかも」と。

何も起こらないけど壮大な物語。♪この家は寂しさで賑やかだ〜…と歌うハナレグミのエンディング曲(沖田監督作詞)も良かった👍

今年初めて映画館に行きました。仕事の繁忙期もまだ折り返し地点。繁忙期終えたら年末進行😱 コロナ感染者も再増加傾向だし、今年映画館で観る最初で最後の1本にするつもりだったけど、予告編を観ると、もう1本くらい観たくなるなぁ。

館内ロビー、人が多かったけど、ほぼ鬼滅のお客さんだった。こちらの客席はソーシャルディーーースタンスで、その点は安心感ありました😊

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