阪神大震災から１５年

１５年前の今日でした

突き上げられるような揺れで目が覚めました
揺れながら思ったことは
「地震保険に入っていないわ！！」でした

テレビでは信じられない現場の状況が映し出されていました

そこに親戚や知人がいるでなく
　正直どこかよそ事のようでした

それから…数か月して

知人の息子さんが大学を卒業して就職という段になって
初めて
阪神大震災の傷痕を間近で知ることになりました

その息子さんは当時、神戸の大学に行っていました
バリバリの体育会系の男子です
知人は震災後すぐに息子さんの安否の確認のために
神戸に入りました
途中で自動車を乗り捨てて
歩いて探して来たと話しを聞いていました

それから…なんなく数か月が過ぎ

その男の子が就職の面接で広島に帰って来たとき
なんだか様子がおかしいと気がついたんです
　心を病んでいたんです

当時こういうことはあまり報じられていませんが
調べてみるとかなりの人が後遺症で苦しんでいたようです

広島の精神科医をあたりましたが
残念なことに
解決ということにはなりませんでした

その後、
神戸製鋼に震災後のケアのための医師がいるという情報が入り
何年か親子で通いました
費用も膨大なものだったようです

でも…
残念なことに未だ完治しておりません

本当なら、バリバリ働いている世代です
救済はいつも年寄り子供が優先です
一番後回しの若者
彼は一体どうやって日々を過ごしていたのでしょう？？

せめてもう少し早く気づいてあげていれば…
　そんな後悔が今も親の心を苦しめているようです

　「うちの子がまさか？！」と思ったそうです
　
　そこには私たちの想像を絶する状況があったのだと思います
　
　今も知人の顔を見るたびに
　　阪神大震災のことを想い心が痛みます

　今またハイチで大きな地震がおこりました
　　たくさんの犠牲者が出ています
　
　　心からお悔やみ申し上げます