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法 水 道~The Road to NORIMIZU

映画・演劇についての戯言。ブログ引っ越しの際、一部文字化けや画像の不具合が出ております旨、ご了解ください。

『黒衣の刺客』

2015-10-05 23:03:00 | 映画道
『黒衣の刺客』
刺客 聶隱娘

2015年台湾・中国・香港・フランス映画 108分
監督:侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
脚本:朱天文(チュー・ティエンウェン)
撮影:李屏賓(リー・ピンビン)  音楽:林強(リン・チャン)
出演:舒淇[スー・チー](聶隠娘/ニエ・インニャン)、張震[チャン・チェン](田季安/ティエン・ジィアン)、許芳宜[シュウ・ファンイー](嘉誠(ジャーチャン)公主/嘉信(ジャーシン))、妻夫木聡(鏡磨きの青年)、忽那汐里(青年の妻)、倪大紅[ニー・ターホン](隠娘の父・聶鋒/ニエ・フォン)、謝欣穎[ニッキー・シェ](季安の妾・瑚姫/フージィ)、阮經天[イーサン・ルアン](夏靖/シャアジン)、周韻[シュー・ユン](季安の妻・田元氏/ティエン・ユェンシ)、咏梅[ヨン・メイ](隠娘の母・聶田氏/ニエ・ティエンシ)


  

唐代の中国。13年前に女道士に預けられた隠娘(インニャン)が戻ってくる。両親は涙を流し迎え入れるが、美しく成長した彼女は暗殺者に育て上げられていた。標的は暴君の田季安(ティエン・ジィアン)。かつての許婚であった。どうしても田季安に止めを刺すことができず、隠娘は暗殺者として生きてきた自分に情愛があることに戸惑う。「なぜ殺めるのか」と、その運命を自らに問い直す。ある日、窮地に追い込まれた隠娘は、日本人青年に助けられる…。【公式サイトより】

カンヌ国際映画祭監督賞受賞作。

侯孝賢監督に武侠映画は向いていない。
テンモェ悪すぎる。


★1/2


『バクマン。』

2015-10-03 17:10:00 | 映画道
『BAKUMAN。』

2015年日本映画 119分
脚本・監督:大根仁
原作:大場つぐみ、小畑健『バクマン。』(ジャンプコミックス/集英社刊)
撮影:宮本亘  美術:都築雄二  照明:冨川英伸
録音:渡辺真司  衣装:伊賀大介、荒木里江  編集:大関泰幸
音楽:サカナクション  主題歌:「新宝島」サカナクション
出演:佐藤健(真城最高)、神木隆之介(高木秋人)、染谷将太(新妻エイジ)、桐谷健太(漫画家・福田真太)、新井浩文(同・平丸一也)、皆川猿時(同・中井巧朗)、小松菜奈(亜豆美保)、リリー・フランキー(佐々木編集長)、山田孝之(編集者・服部哲)、宮藤官九郎(最高の叔父・川口たろう)、矢柴俊博(編集者・瓶子)、岡部たかし(同・細野)、中川晴樹(同・浅田)、勝矢(同・相田)、岩瀬亮(同・中野)、中村無何有(同・川島)、神農直隆(同・大西)、土佐和成(同・斉藤)、ノゾエ征爾(同・吉田)、本多力(新妻の編集者・門司)、三浦俊輔(編集者・三浦)、田中洸希(最高の少年時代)、岩井秀人(担任教師)、よーかいくん(カメ)、今井隆文(ツル)、五頭岳夫(中井の祖父)、小野敦子(中井の祖母)、稲村優奈(レイカ声(聖ビジュアル女学院高等部))、高咲里香(声優A・リーダー)、塚田帆南(声優B)、高橋綾沙(声優C)、重廣レイカ(声優D)、仲川子夢(声優E)、山田優美(声優F)、塩{三奈(声優G)、森本のぶ、中西武教、久保圭一、長屋和彰、北和輝、星村優、赤也平、内田裕基、福田誠也、渡邊良真、高橋信二朗、権藤昌弘、下原行弘、内海一弥、荒木祥吾、川島信義、横田勝矢、星川祐樹、安藤悠紀、鈴木優大、椎葉昌紀、西山菜摘、松澤美妙、馬場玲乃、山口愛奈、古賀安貴子、田中悠樹、久能美樹、荒井愛緒、篠田涼也、秋間将汰、嶋田有紀子、伊東海咲、酒井天満、五味佳晃


   

高校生の真城最高(ましろもりたか あだ名:サイコ―)は、高い画力がありながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの日々を送っていた。最高の叔父は、かつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家・川口たろうであった。だが結局は連載打ち切りとなり、その後叔父は過労により亡くなった。そのことが最高の心に暗い影を落としていた。ある日、些細な出来事をきっかけに、秀才のクラスメイト・高木秋人(たかぎあきと あだ名:シュージン)に、「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。はじめは一緒に漫画を描くことを拒絶していたが、声優を目指している片想いのクラスメイト亜豆美保(あずきみほ)と、「漫画家として、声優として、お互いの夢が実現したら結婚する」と約束したことから、漫画家への道を志すことになる。最高と秋人はコンビを組み、夢の週刊少年ジャンプの連載を目指して日々漫画づくりに明け暮れる。ジャンプ編集者の服部に見出され、ようやく光明が見えてきたとき突然ライバル――新妻エイジが現れる。弱冠17歳で手塚賞入選を果たした天才・エイジは瞬く間にジャンプ連載を決めて遥か先を走り始める。そして次々と現れる新進気鋭のライバルたち。 はたしてふたりはジャンプ連載を勝ち取ることができるのか!?【公式サイトより】

大場つぐみさん&小畑健さんによるコミックを大根仁監督が映画化。

本文作成中。

★★★


『ボヴァリー夫人とパン屋』

2015-08-18 22:59:00 | 映画道
『ボヴァリー夫人とパン屋』
Gemma Bovery

2014年フランス映画 99分
脚本・監督:アンヌ・フォンテーヌ
脚本:パスカル・ボニゼール  原作:メ[ジー・シモンズ
撮影:クリストフ・ボーカルヌ  編集:アネット・デュテルトル
美術:アルノー・ドゥ・モレロン  衣裳:パスカリーヌ・シャヴァンヌ
音楽:ブリュノ・クーレ
出演:ファブリス・ルキーニ(マルタン・ジュベール)、ジェマ・アータートン(ジェマ・ボヴァリー)、ジェイソン・フレミング(チャーリー・ボヴァリー)、イザベル・カンディエ(ヴァレリー・ジュベール)、ニールス・シュナイダー(エルヴェ・ド・ブレッシニー)、メル・レイド(パトリック)、エルザ・ジルベルスタイン(ウィジー)、ピップ・トレンス(ランキン)、ケイシー・モッテ・クライン(息子ジュリアン・ジュベール)、エディット・スコブ(ブレッシニー夫人)、パスカル・アルビロ(新しい隣人)


  

フランス西部にあるノルマンディー地方。マルタンはパリで12年間出版社に勤めた後、穏やかな生活を求めて田園風景の広がる故郷の村に戻り、家業のパン屋を継いだ。単調な日々を過ごす中、文学が唯一の彼の心の拠り所だった。ある日、向かいにイギリス人の夫婦が引っ越してきた。二人の名前は、ジェマとチャーリー・ボヴァリー。愛読しているフローベールの名作『ボヴァリー夫人』の舞台となった地に登場人物と同じ名前の夫婦が現れたことにマルタンの胸は騒ぎ、とりわけ小説同様に奔放なジェマから目が離せなくなる。ジェマもまたマルタンの作るパンの芳醇な香りの虜になり、ボヴァリー夫妻とマルタンは親交を深めていく。次第にマルタンの脳裏では小説の世界と現実とが入り混じった妄想が広がっていった。やがてジェマが夫に隠れ若い青年と密会するようになり、ジェマが『ボヴァリー夫人』同様に破滅の道をたどらないか案じたマルタンは、ある行動に出る……。【「KINENOTE」より】

『ボヴァリー夫人』に憧れるパン屋を描いたコメディ。


★★1/2


『アリスのままで』

2015-08-17 23:20:00 | 映画道
『アリスのままで』
STILL ALICE

2014年アメリカ映画 101分
脚本・監督:リチャード・グラツァー、ワッシュ・ウェストモアランド
原作:リサ・ジェノヴァ『アリスのままで』(キノブックス刊)
撮影:ドニ・ルノワール  編集:ニコラ・ショドールジュ
美術:トンマーゾ・オルティーノ  衣裳:ステイシー・バタット
音楽:イラン・エシュケリ
出演:ジュリアン・ムーア(アリス・ハウランド)、アレック・ボールドウィン(夫ジョン)、クリステン・スチュワート(次女リディア・ハウランド)、ケイト・ボズワース(長女アナ・ハウランド=ジョーンズ)、ハンター・パリッシュ(長男トム・ハウランド)、シェーン・マクレー(アナの夫チャーリー・ジョーンズ)、セス・ギリアム(フレデリック・ジョンソン)、スティーヴン・クンケン(ベンジャミン医師)、ダニエル・ジェロル(エリック・ウェルマン)


  

高名な言語学者として知られ、ニューヨークのコロンビア大学の教授を務めるアリスは、50歳になったその日、最高の誕生日を迎えた。夫のジョンは、「僕の人生を通じて、最も美しく最も聡明な女性に」と愛のこもった乾杯の挨拶をしてくれた。長女のアナと彼女の夫チャーリー、医学院生の長男のトムもお祝いに駆けつける。オーディションがあるからと顔を見せなかった、ロサンゼルスで女優を目指す次女のリディアだけがアリスの心配の種だった。 ところが、そんなアリスに異変が起きる。UCLAに招かれて講演中に、突然言葉が頭から抜け落ちたのだ。異変は続いた。今度はキャンパスをランニング中に迷ってしまう。アリスは神経科を訪ね、脳の検査を受け、脳血管に異常はないが、症状がアルツハイマー病と合致し、再度検査を受けることに。不安に押しつぶされたアリスは真夜中にジョンを起こし、「人生を捧げてきたことが何もかも消える」と泣きながら打ち明ける。「何があっても僕がついている」と夫に励まされるが、アリスの恐浮ェ消えることはなかった。 ジョンと一緒に病院を訪れたアリスは、若年性アルツハイマー病を宣告される。しかも遺伝性の家族性で、子供たちに遺伝すると言われ、言葉を失くすアリス。アリスは翌日に告白し、呆然とする子供たち。数日後、アナは陽性でトムは陰性と判明する。リディアは検査を拒否した。人工授精を予定しているアナは「検査もできるし、赤ちゃんは大丈夫」と気丈に語るが、その声は震えていた。 現代の医学では、進行は防げない。学生から授業への不満が殺到し、アリスは大学を辞めざるを得なくなる。夫との約束もすぐ忘れ、「癌だったらよかった。恥ずかしくないから」と嘆くのだった。 夏の休暇を過ごすため、海辺の避暑地を訪れた時、アリスの体調は安定していた。アリスはジョンに「私が私でいられる最後の夏よ」と告げるが、ジョンはまだ現実に向き合えずにいた。今のアリスには、双子の妊娠を叶えたアナの出産とトムの卒業、そしてリディアの安定した将来を見届けることが目標だった。 だが、アリスがすべての記憶を失くす日が近付いていた。パソコンを操作していて、彼女はある映像を見つける。「アリス、私はあなたよ。大事な話があるの」と始まった、かつての自分から今の自分への“アリスのままで”いるためのメッセージとは──?【公式サイトより】

アカデミー主演女優賞受賞作。

★★★


『お盆の弟』

2015-08-15 23:05:00 | 映画道
『お盆の弟』

2015年日本映画 107分
監督:大崎章
脚本:足立紳
撮影:猪本雅三  編集:村石誠  音楽:宇波拓
出演:渋川清彦(タカシ)、光石研(マサル)、岡田浩暉(藤村)、河井青葉(涼子)、渡辺真起子(タカシの妻)、田中要次、後藤ユウミ、柳田衣里佳、梶原阿貴、川島夕空、三浦景虎、稲川実代子(近所のおばさん)、伊藤毅


   

渡辺タカシは売れない映画監督。現在は妻子と別居中。ガンで入院していた兄マサルの看病という口実のもと実家に舞い戻っていた。日課は地元の神社にお参りすることと、主婦のように買い物をし、兄のために夕飯を作ること。そして、これまた売れないシナリオライターで地元の悪友・藤村の焼きまんじゅう屋で起死回生のシナリオ作りをする毎日。新作映画の企画が成立すれば、妻とヨリが戻せると信じているのだ。だが藤村にはどうにも本気感が見られない。どうやら新しく出来た彼女に夢中らしい。ある日、藤村がタカシに女の人を紹介したいと言ってくる。紹介された涼子は、なかなかの美人で性格も良さそうだ。涼子のような女性と兄が付き合ってくれたらどんなに安心かと考えたタカシは、頻繁に会うようになる。ところが涼子はタカシに対し本気になっている様子…。そんなとき、別居中の妻から離婚したいとの申し出を受ける。焦ったタカシは何とか妻の気持ちをつなぎとめようと映画の企画に必死になるがうまくいかず、それどころか涼子の前で酔っ払ってついャ高チと独身ではないことを言ってしまう。タカシに幸せは訪れるのか…。

『キャッチボール屋』の大崎章監督、10年ぶりの新作映画。

本文作成中。