つばさを広げて-女性限定グループ「つばさ・木曜会」

身近な人間関係で苦しんでいませんか?安心できる場所で本音を語り「本当の私」に出会いましょう

ただ居る・・・

2010-12-19 23:53:24 | 旧「つばさの会」
と言っても、エンカウンターの中でのお話しですが・・

以前にも触れた事がありますが、現在2つの

非構成のグループに参加しています。

1つはメンバー固定、でもう1つは

月1、一回きりのグループです。

こちらはその日申し込んだ人達のグループ

まさに一期一会なのです。

ただそうはいっても、毎回参加する方もいるので

大体半分ぐらいが初めての方になります。



専業主婦の私はかかわる世界がある程度

限定されているので、様々な方が集まる

この場所は私にとってかなり刺激がある場所です。

名前しか知らない人と車座になり

(中には寝っ転がっている人もいる)

自分の感情はわかるものの

相手が良く分からない場所で

自分を表現するのは恐ろしく困難でした。

「どうにかして自分を伝えたい」という一心で

この秋から、アサーションの学びを復活させたぐらい

ですから・・・


そんな中で「ただ居る」という言葉を

たま~に聞く事がありました。

「ただ居るってどういう事だろう」

ずっと疑問でした。

なぜなら私にはエンカウンターを

「今、ここでの私とあなたが出会う場所」と

とらえ、取り組んできた経緯があるからです。

でもなんか気になって・・・

それで「とにかく自然体で力を抜いてみよう」

をテーマに今回は参加してみたのです。

無理に「今の気持ちは?」なんて考えず

心に何か浮かんだらそれをキャッチして

表現するかしないか考えて

したければするし

したくなければしないし

ただそれだけ・・・


自分でも不思議だったのですが

とにかく楽な事、楽な事(笑)

いつもはここで言わなくちゃ、とか

相変わらず「エンカウンターとは」に縛られて

自分で苦しくしてたんだと思います。

ごたごた考えずに自分の感覚だけを

頼りに、って感じです。

驚くほどリラックスしている自分にビックリでした。


幼い時から見捨てられ不安の強かった私は

いつも人といる時は

「何かしなくちゃ、何かいわなくちゃ」と

ほとんど強迫観念のように追い立てられて

へとへとに疲れきっていました。


まぁ、今回はエンカウンターという

限定された環境だから出来たのかもしれませんが

この感覚は覚えておきたいと思っています。


何も言わなくても

何もしなくても

そこに居る事が許され

同時に自分が居ることを感じられる・・・

頑張らなくても安心できる世界

こんな世界を少しずつ増やしていきたいと思っています。



  乃 梨 子