つばさを広げて-女性限定グループ「つばさ・木曜会」

身近な人間関係で苦しんでいませんか?安心できる場所で本音を語り「本当の私」に出会いましょう

「つばさの会」10月度ミーティングのお知らせ

2009-09-25 11:11:08 | 旧「つばさの会」
 10月度ミーティングのお知らせ

*日時: 10月10日(土) 10:00~12:00 

*場所: 文京区男女平等センター 会議室
       文京区本郷4ー8ー3

*費用: 100円


先日、特定非営利活動法人「日本子どもソーシャルワーク協会」主催のシンポジウム
「[虐待]アダルト・チルドレンからの解放」に行ってきました。
出席者はフリージャーナリストの青木悦さん、精神科医の高岡健さん、ソーシャルワーカーの寺出壽美子さん。
こちら主催の催しには今回初参加、加えて久しぶりのACタイトルへの参加になりました。(以前はよく参加していました)

そんな中、第一部では青木さんがご自身の虐待体験を語られました。
その内容は 目の前にいらっしゃる穏やかでやさしそうな青木さんからは想像がつかないものでした。

アルコール依存の父親から毎日のように母親とご自身に加えられた圧倒的な暴力、

その結果、当然のように生まれる自尊感情の欠如・・・

私より先輩の青木さんが鮮明な記憶として語られる、

     幼いその時に聞こえていた音

     その目に映っていたもの、色

     家の中に充ち充ちていた恐怖、緊張感など

空気までもが再現されるようなお話は、聞くものにとってもとてもつらい体験談でした。

肉体的・精神的暴力は人間の尊厳を傷つけ「その人がその人である事」を否定する本当に卑劣な行為です。

青木さんは死を何度も考えられたそうですが、
そこで踏みとどまれたのは「良い人達」との出会いがあったからだそうです。

  父の暴力にだまって耐えている自分を見守り、毎日励ましてくれた先生
  虐待の話をしたら烈火のごとく怒った高校時代の親友
  そして、ありのままを受け入れてくれるご主人・・・

この方達との良い出会いがあって今があると話して下さいました。

私も自分の事を振り返ると、この「良い人達」との出会いが命をつなげてくれていたように思います。

今つらい状況にある方も あきらめないで欲しい!

以前聞いた事のある「人に傷つけられた傷は、人によってしか治せない(か、うめられない)」(あやふやですみません)
という言葉を思い出しました。その頃は人間不信の極みだったので、「絶対ない」と思ってました。
でも次第に「出来が悪くても、ぼちぼちの私が今の私なら、まっいいか!」と思えるようになると、
あれほど自分以外は全て敵(モンスター)に見えていた他者も、等身大に見えてきました。
私がこう思えるようになったのも、考えれば「ありのままでいいよ」と
受け入れてくれた 「良い人達 」との出会いがあったからです。

「人は人によって癒される」を最近実感しています。

これを読んで下さっている皆さんにも、心から信頼出来る「人」との出会いがある事を願っています。
話がそれてしまいましたが、今回青木さんを知る事が出来て「良い出会い」に感謝しています。

「つばさの会」も良い出会いの一つになれたらと毎月願いながらミーティングを開いています。


         乃 梨 子