春の芽がひとつ…。凍てついた土からひょっこりと…。
春の芽がふたつ…。仲良く並んで寒そうに…。
春の芽がこんなにたくさん…。じゃ~ん!
そして…、早々と可憐な花を咲かせている一輪…。
やっぱり…今年も一番乗りはこのスノードロップだった。
春と冬がせめぎあい、しのぎを削りながらのこの季節。
庭をそぞろ歩きながら春一番を見つけるのが愉しみだ。
春の芽がひとつ…。凍てついた土からひょっこりと…。
春の芽がふたつ…。仲良く並んで寒そうに…。
春の芽がこんなにたくさん…。じゃ~ん!
そして…、早々と可憐な花を咲かせている一輪…。
やっぱり…今年も一番乗りはこのスノードロップだった。
春と冬がせめぎあい、しのぎを削りながらのこの季節。
庭をそぞろ歩きながら春一番を見つけるのが愉しみだ。
厳しい寒波にすっぽり包まれ、まるで冷凍庫の中に
押し込められたような、今週末の日本列島。
標高400mの山の空気も頬を刺すほど冷たく、痛い。
そんな凍てついた夜空を煌々と照らす土曜日の満月。
そして日曜日の朝、5時に目を覚まし外気温を見ると
何とマイナス6.5℃!…これにはびっくりした。
幸いにも雪は降ってなかったので、露天風呂に入ると
まだ暗い西の空を、寒月が仄明るく照らしだしていた。
月を真正面に観ながらの朝風呂なんて…最高の贅沢。
そして、寒い時期のもう一つの愉しみと言えばたき火。
真冬の庭仕事を始める前には必ずたき火で暖をとる。
はるか昔、私が小学生の頃には、冬は今より寒かった
ような気がする。暖房が今のように普及していなかった
せいかも知れないが…、とにかく冬は毎日寒かった。
そこで朝学校へ行く前にはよくたき火で暖をとっていた。
庭先で大人たちが炭俵や木切れを燃やしてくれるのだ。
それを近所中の子どもがとり囲み暖をとって出発する。
そんな風景が至るところで見られていた、そんな時代の
もう今では見ることのできない懐かしい光景を思い出す。
何はともあれ…
このたき火と露天風呂さえあれば、寒波もへっちゃらだ(笑)。
この山を開墾し、ログハウスを建て、庭づくりを始めた頃
ガーデンは生い茂る笹や雑草だらけでまさに荒れ放題。
そこから少しずつ整地し、道をつけ、土を耕し、花壇を作り
果樹や花木などの樹木やいろんな花の苗を植えていった。
その最初の頃、殺風景なガーデンを早く何とかしたくて
園芸店で手当たり次第に安い苗を買っては植えていた。
その一つがこのオタフク南天。10株は植えただろうか…。
とにかく安くてたくさん買えるのでこれ幸いと飛びつき
ガーデンの真ん中を貫く道沿いに点々と植えたのだ。
何も深く考えずに選んだ樹木だったが、これ当たり!
丈夫で手間いらず、そして何よりもこの季節にこの色。
寒風の中でこんなにも鮮やかな色で楽しませてくれる。
とてもお買い得で、まさに幸福を呼び込むお多福南天だ。
あれから6年経ち、そのころ植えた樹木も大きく成長して
当時とは見違えるくらいのナチュラルガーデンになった。
もしかすると、このオタフク南天のお陰かも知れない(笑)。
クリスマスローズの花が大好きで6株ほど植えている。
でも、この花は結構高いので、安い小さな苗を買って
ただひたすら大きくなるのを待ち続けているのだが…。
その中で、3年前に買って植えていた3つの小さな苗に
ようやく今年、花のつぼみがついているのを見つけた。
先週の日曜日、降り積もった落ち葉を掃ってみると…
こんなに可愛い小さなつぼみが顔を覗かせていたのだ。
こっちの株のつぼみは、すでに花が開きかけている。
小さな苗から育てて、ようやくつぼみをつけるまでに
たくましく育った喜びは、我が子の成長のように嬉しい。
この場所以外に植えている大きなクリスマスローズは
日当たりが悪いせいか、まだつぼみさえついていない。
チビッ子の方が早く花を咲かせ楽しませてくれそうだ。
大寒を迎えたこの時期、寒さも底!だと思えば凌げる。
この寒さの中でも、ガーデンには確実に春の息吹が…。
寒さでやられた葉の間から可憐な花を覗かせるスミレ。
枝先につけたつぼみを大きく膨らませている姫こぶし。
ロウバイのまんまるい花芽も黄色く色づき始めてきた。
そして今にも花開きそうな感じの紅梅の可愛いつぼみ。
馬酔木の木々の枝にも、たくさんの花芽が待機中だ。
植物は冬の寒さにじっと堪えながら着々と力を蓄えて
やがて訪れる春に花を咲かせる準備に余念がない。
何とも健気でたくましく、そしてしたたかなことよ…と思う。
でも言い換えれば、つまりはこういうことかもしれない。
春を謳歌するためには冬の厳しさが必要なのかも…。
今日は暦の上では一年中で最も寒い日とされる大寒。
でも、日中はわりと暖かくて、春の息吹が感じられた。
硬い冬の殻を少しずつ脱ぎ始めたピンクネコヤナギも
白い綿毛を眩しげに覗かせて春の準備に余念がない。
こんな穏やかなお天気の日は近頃めったにないので
私も負けじと春を迎えるため落ち葉拾いをすることに…。
晩秋からガーデン一面を覆い尽くしたままの落ち葉は
かき集めてもかき集めても、切りがないくらいの多さで
時々嫌になりながらも、一心不乱に手を動かしていた。
その時近くでガサゴソと物音が聞こえるので、見ると…
少し大きめの鳥が一羽クリスマスローズの根元にいた。
この鳥、驚いたことに私が近づいても平気な様子で
飛び立とうともせず、チョンチョンと地面を歩いて行く。
見ていると、何やら地面をくちばしでついばみながら
私との間合いを微妙に測りつつ、移動しているようだ。
かなり長い時間、私の周囲の地面を歩き回っていたが
ついに最後はこんなところでカッコよく決めポーズ!(笑)
体長20cm以上はある、この大きな鳥の名前は何か
野鳥図鑑で調べてみると、ムクドリに似ているような
でも、ムクドリには頬や頭に白い部分があるのだが…。
それにしても、怖いもの知らずの大胆不敵なヤツだね。
お正月の生け花に欠かせないのが縁起の良い花材。
松、竹、梅…そして華やかな赤い実をつけた南天や千両。
中でも、金運を願ってよく生けられているのが千両。
その千両よりも高額の万両がたわわに実をつけている。
これだけつけば、金運もかなり期待できるはず…(笑)。
千両と万両の違いは実のつき方で、千両は葉の上に
実がなるが、万両はこのように葉の下に実をつける。
同じ実でもこちらはキレイな青色のリュウノヒゲの実。
昨年の干支は龍…その龍のひげのような葉の間に
隠れるようにひっそりと小さな青い実が成っている。
とかく花ばかりが褒めはやされ注目を浴びているが
花が散った後の実も、それぞれの色で美しいと思う。
ところで…これは何でしょう。
ロウバイの枝で見つけたのだけれども、これも実?
それとも、何かの昆虫のサナギでしょうか…。
首都圏は大雪で道路や鉄道がかなり混乱している模様。
今年の冬は日本列島に例年以上に雪を降らせているが
それでも一歩一歩確実に、春の足音が聞こえてくる。
梅のつぼみがもうすでにこんなにも大きく膨らんでいる。
この梅は毎年春一番に、どの梅よりも先駆けて咲く小梅。
一方こちらは可愛いピンク色の花を咲かせる道しるべ。
日本の春の花は桜が代表的だが、梅もなかなかいい。
桜は豪華絢爛、咲き乱れるといったパワーを感じるが
梅は質実剛健、しっとりと落ち着いた和の風情を感じる。
凍てついた庭を歩きながら、この梅のつぼみの膨らみが
少しずつ大きくなっていく様子を見るのが今の愉しみだ。
昨日の成人の日は首都圏にも大雪を降らせたようで
千葉に住む息子からも、雪景色の写メールが届いた。
幸い此処には雪は降らなかったが、冷たい雨が…。
そんな中、雨の合間を縫って、棘に刺されながら
ウッドデッキの伸び放題のつるバラの剪定と誘引をした。
このつるバラは植えて5年になるが、とても勢いがあり
毎年ぐんぐん伸びては春に黄色い大輪の花を咲かせる。
特に手入れはしてこなかったけど、さすがに伸び過ぎて
ログハウスの屋根にも届く勢いなので剪定することにした。
一方これは小さな薄黄色の花を一杯つけるモッコウバラ。
こちらもすごい勢いでどんどんシュートを伸ばしていて
あまりにも混み合い、もつれにもつれてしまっていたので
古い枝や混み合った枝を整理して誘引をし直した。
モッコウバラの枝は幸い棘がないのでやりやすいのだが
その勢いは留まることを知らず、今や何とパーゴラまで…。
普通のバラは育てるのが難しいが、つるバラは例外だ。
放っておいても勝手に育ってくれるくらい逞しい生命力。
ずぼらガーデナーの私にはぴったりの有難い存在だ。
春にはまたキレイな花を咲かせてくれることだろう。
今年のお正月は、千葉の息子夫婦は、何と、アフリカ!
そして娘は年末年始休みなくアルバイト…というわけで
夫と2人きりの、まことに静かなお正月となりました。
あ、そうそう…愉快なネコが一匹、笑わせてくれました。
そんなふうで、今年の門松はいつもより力が入らず…
少々手抜きの感が否めませんが…ま、一応作りました。
元旦の朝、今年は美しい初日の出を拝むことができて
清々しい気持ちで新年を迎えることができました。
冬枯れの庭には唯一、ツバキが可愛い花を咲かせて
けなげにもお正月気分を盛り立てているかのようです。
そして、ようやく3日になって娘が合流し、いざ初詣へ!
毎年初詣は近くの石上布都魂神社へ行くのですが
今年は寒波の影響で参道入り口にはまだ雪が…。
深い山奥にある神社なので、つづら折りの急峻な参道を
毎年息を切らしながら登っていくのですが、何と今年は
途中で一休みすることなく一気に登ることができました。
昨年頑張ってダイエットに励んだおかげでしょうか(笑)。
そして、頂上にある神社でお参りを済ませたあとには
毎年恒例の、今年の運勢を占うおみくじを引きました。
昨年は小吉でしたが、今年は末吉。どっちが上なの?
でも、凶じゃないから…ま、良しとしましょう。
おみくじに添えられていた今年の和歌は…
「風さわぐ 秋の夕(ゆうべ)は 行舟(ゆくふね)も
いりえ しずかに 宿(やど)を定めて」
…というものでした。そして、解説文には…
「 何事も進んですることはいけません。心静かに諸事
控え目にして是までの職業を守り、身を慎んで勉強なさい。
其内(そのうち)に悪い運気去って幸福の時が来ます。」
つまり…そういうことなんですね。
もうしばらくは仕事を辞められないということですね。
わかりました。なら今年も控え目にお仕事がんばります!