スイセンまつりのガーデンの中で
春に咲く他の球根たちも芽を出し始めている。
特に目立ってきたのがチューリップだ。
今年は100球以上植えているので
今、花壇の至るところで芽を出している。
そんな中、とんでもない場所に
出て来てしまった子がいる。
この子なんですけど…
ね、凄いところに出て来ちゃってるでしょ?
これはもうアレでしょ、アレ!
ド根性チューリップ!
花壇の縁のレンガと小径の隙間から
力づくで固まる土を押しのけて
こんなふうに
ひょっこり顔を出して来たのだ。
実は、この子は
もともと植えていた古い球根なのだが
昨秋、古い土を掘り返して腐葉土や堆肥を混ぜ込んで
レンガで仕切ったり、小径を造ったりして
花壇をリニューアルをした時に
どうやら花壇の外に追いやられてしまったらしく
それで、こんなことになったようだ。
それにしても…何という生命力!
同じように花壇からはみ出した子がここにもいる。
このミニアイリスだ。
他の仲間たちはちゃんと花壇の中で
これ、この通り咲いている。
球根は自分では移動できないので
おそらく掘り返した時に
土に混ざって花壇の外に出されたのだろう。
だけど、この子も
長く厳しい冬の間、一人孤独に耐えながら
ようやく春を迎えた今
こうして自分らしい花を見事に咲かせたのだ。
ホントに凄いと思う。
あのチューリップにしても
そして、このミニアイリスにしても
まさに渡辺和子さんの
「置かれた場所で咲きなさい」の言葉通りじゃないか。
自らの運命を素直に受け入れて
そこでできることを懸命にやるしかないのだ。
でも、その彼らの運命を翻弄させたのは
誰あろう、この私なのだが…。(汗)