建設中の茶室の前庭に植えていて
ようやく白い花を咲かせ始めた利休梅。
桜に似た純白の花は花心が黄緑色で
鈴のような丸い蕾が連なり、とても愛らしく清々しい風情です。
利休という名がついているので、てっきり
茶人の千利休と関係があると思い込んでいたが
調べてみると、千利休とは全然関係が無く
中国原産のものが明治時代に園芸種として入って来たという。
また、茶花として愛用されていることから
利休の名をとって大阪人が利休梅とつけたらしい。
馥郁とした香りと気品のある白い花が
茶の湯の彩りとして喜ばれるのだろう。
ハナカイドウといい、利休梅といい
茶室のお膳立ては整った。
後は茶室の完成を待つばかりだ。
