ダリアの花が咲いた。
あまりにもありふれた花なので今まで気にも留めなかったが
調べてみるといろいろと興味深いことがわかった。
生まれはメキシコ。スペインに渡り、ヨーロッパで広がり
日本には江戸末期、オランダ船で渡ってきたという。
何という長旅の末、我が国に辿り着いたことだろう。
さらに花言葉の「移り気」。その由来のエピソードが面白い。
ナポレオン一世の妃、ジョゼフィーヌは大のダリア好きで
珍しい品種を咲かせては自慢をしていた。
ところが侍女がそのダリアを盗み自分の庭に植え
見事に咲かせたところ、鼻をあかされたジョセフィーヌは
ダリアに興味が無くなってしまったという。
そのことから花言葉「移り気」が生まれたそうだ。
何とも人間の心理をついた逸話ではないか。
ありふれたと言えば、このサツキもそうだ。
ガーデンの小路に10本ほど植えているが、今が盛り。
ツツジとの違いがわからなかったので、これも調べてみると
春咲くのがツツジ、旧暦の五月頃に咲くのがサツキだと言う。
日本古来の野生の常緑低木で、盆栽で有名。
小さな青紫色の花を次々に咲かせるブラキカム。
生まれは何とオーストラリア。別名ヒメコスモス。
花期が4月~11月と非常に長く、地味だけど優等生。
ピンクのガウラ。別名 白蝶草。
昨年、白色のガウラを購入した時、店のおばさんから
「この花は始末に終えないぐらい広がるよ!」と
ありがたい(?)ご忠告を受けたにもかかわらず、
今年も懲りずにこのピンクの品種を買ってしまった。(笑)
いいのよ、いくら広がっても‥ガーデンは広いんだから!
主役のバラやチューリップ、シャクヤクなどが退場しても
こうしたありふれた花々が舞台を支えてくれるからこそ
飽きもせず眺めていられるのだと思う。
主役を引き立てる名脇役の彼らに乾杯!
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