Noriaki Hosoya - 細谷紀彰のドイツ日記

ベルリン在住、日本人ベーシスト細谷紀彰のあれこれ。
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Adamovic Halo 6 String Hollow Body -絶対的メインベース!

2014-04-05 | 楽器と機材
今回の記事はベーシスト以外には理解しがたいマニアックな記事になりそうです……。


ずっと紹介せずにここまでブログを進めてしまいましたけど、満を持して僕のメインベースについて書きたいと思います。


オランダのメーカーAdamovicの僕カスタム、Halo 6 String Hollow Bodyです!



日本でもover the fieldの越野さんがディストリビューションをしているので、知っている方も多いかもしれませんね。


スペック的には、

Body:
Hollow body with
Solomon Padouk Core
Walnut Back
Wenge Veneer
Olive Top

Neck:
Custom Maple / African Padouk / Wenge 5Pc
Ebony Fingerboard
33 inch scale
Custom 16,5-17mm string spacing

Electronics:
Adamovic Bassbar Pickups
Glockenklang 3 band EQ Preamp
Series / Single Coil / Parallel switch per PU

Hipshot Bridge and Tuning Keys

Olive / Wenge Ramp

Oil finish
3,9kg

と、こんな感じです。

さらに細かいスペックは、Adamovicのウェブサイトのこちらを参照してください。

Haloというモデルは今までも存在していたのですが、それのHollow Body(セミ・アコースティック・モデル)は僕のベースが初めてだったみたいです。
そして、Hollow BodyのモデルにX-ergo Back Shapingと呼ばれる

このようなボディの後ろが体にフィットするように凹んでいるデザインを組み合わせるのは、Adamovicのホローボディのベースの中では僕のモデルが初めて!
このコンセプトを制作者のNikola Adamovicが気に入って、こうしてレギュラーラインになりました!
ベースを受け取りにオランダまで行ってきた際に「君が記念すべきこのモデルの最初のオーナーだよ」と言われて、ちょっと嬉しくなりました。笑

僕の隣に映っているのが制作者のNikola。楽器製作の腕もさる事ながら、人としても懐が深い素晴らしい方です。だって、この写真も僕に気を使ってかちょっと中腰気味ですし(笑)それでもこの身長差!オランダの平均身長は世界一高いと言いますが、それも納得。


音色は、見た目同様とてもモダン!

とは言え(全音域がクリアに鳴っている、という前提ですが)Foderaのように押し出しが強くてミドル(特にローミッド)がふくよか、という感じでもなく、この楽器のキーはハイミッド~ハイにかけてのキラッとしたアコースティック感にあると思います。

ホローボディというのも大いに関係していると思いますが、この楽器はとにかくアコースティック感が強く、アンプを通さずに弾いた生音と、アンプを使って弾いた音との差がとても少なく感じます。

もちろんプリアンプで太い派手な音も作る事も出来ますが、積極的にパッシブで弾きたくなる数少ない楽器だと思います。実際、会場にもよりますが、Falk Bonitz TrioDamir Out Loudのライブではパッシブで弾く事も多いです。

最近ではスタンダードになってきた感もありますが、Fenderよりも1インチ短い33インチで、ローポジションからハイポジションまで快適に演奏できます。33インチだとローBの鳴りに不安を感じるかもしれませんが、この楽器に関しては何の問題もないですね。作りの良さがはっきりと出ています。

僕はどちらかというと少し死にかけの弦が好きだったのですが、この楽器に関しては弦を張り替えて2~3日した音の方が好みです。なので、以前よりも弦を頻繁に交換するようになりました。笑


実際の音についてはこちらこちらを。バンド内での抜け方ならこちらこちらを。記事が長いので、あえて埋め込まずに外リンクで。


Adamovicのベースは、エルゴノミクス(人間工学)にもこだわって作られており、まるで楽器が演奏者に寄り添ってくれるかのような、僕が今まで経験したことのない異次元のプレイアビリティです。
ヘッド落ちしないバランスの良さはもちろん、重量も3,9kgと、ベースの中でも軽い方ですし、前述したX-ergo Back Shapingのおかげもあり、弾いていて全然疲れません。



先に挙げたセミホロウ+X-ergo Back Shaping以外の僕のカスタム使用としては、

Custom Maple / African Padouk / Wenge 5Pc Neck
Custom 16,5-17mm string spacing
Olive / Wenge Ramp

です。


ネックのCustom Maple / African Padouk / Wenge 5Pcについてですが、

写真上のベースが僕のベース、下のベースが標準Maple / African Padouk / Wengeネックのベースです。
二つの写真を無理矢理合成しているのでボディの大きさなどは違って見えますが、それでもネックの木材の比率として、African PadoukとWengeの比率が僕のネックは少なく、Mapleが占める割合が大きいです。
これは僕のプレイを見たNikolaのアドバイスで、詳しい事は分かりませんが、おそらくWengeのゴリッとした音の成分を抑えつつも、アンサンブル内での音の抜け具合を調整させるために使ったのだと思います。僕は気に入ってます。


Adamovicの標準オプションとして、6弦では
18mmがスタンダード、
17mmがナローピッチですが、
僕はナローピッチよりもさらに弦間スペースが狭い16,5-17mmにしてもらいました。

プレイスタイル的に、コードを弾く事も多いので、33インチとこの弦間スペースになってから、今まで指が届かなくて弾けなかったコードが楽に弾けるようになりました。0,5mmといえど、違いはかなり明確に分かります。人間の感覚って鋭いですね!

なぜ一律16,5mmのスペーシングではないかというと、Nikola曰く
「Adamovicでは弦間スペーシングは弦の中心と中心から測っているので、一律16,5mmだと低音弦側が狭くなりすぎて、ルックスのバランスも悪くなるからそれを防ぐため」
だそうです。なるほど納得。


Adamovicにはピックアップとランプが一体となったRampbarというピックアップも存在するのですが、僕は弦とランプの間の隙間の制度をより精確に出すために、敢えてランプを別に作ってもらいました。

WengeとOliveのラミネートのランプ。これでランプ自体の反りも防げます。



すっかり長くなりましたが、タイトルにも書いた通り、このベースが僕にとっての絶対的メインベース。ポップスやファンクなどで先日手に入れたP Bassを弾く以外は、常にこのベースで演奏しています。

2013年の8月に手に入れたので、実はまだ8ヶ月ほどしか弾いていないんですよね。それでも、とても手に馴染んできて、僕の今後のアーティスト人生を決定付けるような一本になりそうです。
これは大袈裟ではなく、この楽器で去年の11月に目下プロデュース中の僕のヨーロッパのピアノトリオもレコーディングしましたし、今年も何回もこの楽器でレコーディングを行いました。これからもコンスタントにAdamovicでレコーディングの予定があります!


元々、僕の以前の愛機が日本の一時帰国中に調子が悪くなり、over the fieldの越野さんに泣きついて(そしてそのご好意に甘えて)越野さん所有のAdamovicを大阪のライブでお借りさせていただいた事がきっかけとなり(その時の動画がこちら)Nikolaと直接コンタクトを取り合って、こんなに素晴らしいベースを弾かせていただける事になりました。人の縁って本当に不思議ですね。

越野さん、その際は本当にありがとうございました!

そして、素晴らしいベースを作ってくれたNikolaにこの場を借りて改めて感謝!





ブログを再開して以来の最長の記事になってしまいました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。



P.S. 僕はベースを入手した際、いつも名前を付けているのですが(苦笑)、このAdamovicは「ポテ子」となりました。Olive Topの木目がジャガイモに似てる、と言われたので……。



02.09.14追記:手前味噌ですが、サウンドサンプルとして僕自身のAdamovicを使用レコーディングのsoundcloudを追加。

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