のらニャーの世知辛い片隅でニャーと鳴く

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国民年金基金、新規加入員数の推移

2023年11月19日 | 税金・保険

前回の「現存加入員数の状況」で年齢別の表を載せるのを忘れていました重要なので載せておきます。

20歳代は2.4%と低く50歳代が最も高くなっていますね、サラリーマンと違い自営業は人生中ごろが最も盛んだからでしょうか?、でも若い人たちに入ってもらわないと基金の将来が心配ですね。

 

今回は新規加入員数の推移ですのでサクッと見て行きましょう。

発足した平成3年度は45万9361人の人が加入しました、最近では2万人から3万人あたりですね、国民年金や厚生年金と違い国民年金基金は任意で加入する年金ですので、20歳で加入して40年間支払い続けるのは難しく途中で脱退してしまいますよね。

ネットで検索しましたがある夫婦は国民年金基金に加入していましたが、財政状況を調べると危ない状況だと知りすぐに脱退したそうです(続かないよね)。

さて前回話をした「何故基金の加入員は減るのか?」ですが、発足した当時は好条件で加入員を募集しましたがその後に条件が悪くなり人気がなくなったと書きました、それ以外にも理由はあります。

国は労働時間の短いパート雇用の方にも厚生年金に加入できるように制度を進めています、2022年には「101人以上の会社で週20時間以上の労働で月収8.8万円以上のパートの方は厚生年金に加入することになったそうです」、さらに「2024年10月からは51人以上の会社に対象を広げるそうです」、

このように国は多くの労働者に厚生年金に加入できるように進めています、そうすると国民年金の2階建て部分である国民年金基金は自然的に加入員は減るということになります。

国が作った国民年金基金ですがその国によって窮地に立たされていると言えると思います。


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