毎年10月は国民年金基金の事業報告の月です、国民年金基金とはあまり知られていませんが自営業者さんのための2階部分の年金です、もちろん自営業者でなくても国民年金の第一号被保険者であれば加入できます、私も26歳の時に加入しましたのでかれこれ22年になりますね。
現存加入員数を見ますと平成15年度の78万9178人をピークに減り続け令和4年度には33万5012人にまで減ってきています、これは「減っている」なんて生易しいものではなくて「激減」と言うべきものです。
何故ここまで加入員が減るのかと考えますと、発足した平成3年ごろは掛け金が少なくて多くの年金が貰える好条件で加入員を募集しました、ですがその後経営は苦しくなり支払った掛け金と平均寿命までに貰う年金額がとんとんになってしまい魅力がなくなってしまったのです、これは1階部分の国民年金より条件が悪いので人気がなくなったと思われます。
他にも理由はありますが書くと長くなるので次回にします、このまま減り続けると『基金そのものが消えてなくなるのではないか?』と心配になります、でも基金は国が作った公的年金ですので破綻させるわけにはいかないとも思えます。
(追記.年齢階級別 現存加入員の割合)