★ INTRODUCTION イントロダクション ★
「ダーティ・セクシー・マネー」は、ニューヨーク、マンハッタンの中でもとりわけリッチな地区、アッパー・イースト・サイドに居を構えるダーリング家をめぐって、金と権力、家族間の確執、愛欲と嫉妬が渦巻くドラマである。番組のクリエーターのクレイグ・ライトは、「ベースは70年代から80年代に作られた『ダラス』のようなメロドラマ。ただし、時代に合わせたアップデートが必要だった」と語る。
物語の中心、かつ、狂言回し的役割を演じるのは、ニック・ジョージ。ダーリング家に雇われていた父親ダッチが、ダーリング家のことを第一に考え自分の家庭を崩壊させたと思っているニックは、ダーリング家とは対極にある恵まれない人々を助ける弁護士の道を選ぶ。しかし、ダッチが謎を多く残した事故で急死すると、ダーリング家の家長トリップは、ニックに父親の後を継ぐよう要請。罰当たりなほど高い報酬と共に、自分がサポートする慈善事業への寄付もオファーされたニックは、トリップ夫妻と彼らの5人の子供たちを含むダーリング家の仕事を引き受ける決心をするが・・・。
★ ABOUT THE SERIES 作品解説 ★
リッチ&フェイマスなライフスタイル!
昔はケネディ家やロックフェラー家、今はヒルトン家やトランプ家と、現実の富豪たちのライフスタイルは常に一般人の興味をかきたててきたが、「ダーティ・セクシー・マネー」に登場するのはまさに、そんな“リッチ&フェイマス”な世界。ダーリング家の贅を尽くした暮らしぶり(時として馬鹿馬鹿しいほどの浪費に発展する)に、超ゴージャスなパーティ、巨額の金が動くビジネス上のライバルとの駆け引き、彼らを追うパパラッチたちとの攻防、そして、不倫・秘密の愛人・隠し子といったスキャンダルが続発する“美味しい”エピソードが満載である。クリエーターのクレイグ・ライトは、ダーリング家の人々たちの豪奢な生活を風刺すると同時に、彼らの“ダークサイド”も描いていこうとする。ライトは「僕は、ためにならないことの方が多い富というものに人間が目をくらませてしまうところを描いていくのにすごく興味がある」と語っている。「ダーティ・セクシー・マネー」はネットワーク局ABCの看板番組ゆえ製作予算も余裕があるとのことで、イースト・アッパー・サイドのライフスタイルを垣間見せてくれるロケ撮影や豪華なセットも見ものだ。
メロドラマ+コメディ+サスペンスのドラマ展開!
充実のキャスト陣!
個性豊かなダーリング家の一族には、役同様、個性的かつ演技力が確かな俳優たちがキャストされている。まずダーリング家の中心となる家長のトリップを演じるのは、40年以上にわたって舞台、映画、テレビと幅広く活躍してきたベテラン俳優、ドナルド・サザーランド。同様のキャリアを持つベテラン女優のジル・クレイバーグと共に、心の内をなかなか読み取れないクセ者のトリップ夫妻を余裕たっぷりに演じている。部外者として“ダーリング帝国”を観察する、いわば視聴者の視線を持つニックには「シックス・フィート・アンダー」での好演が印象に残るピーター・クラウス。他には、映画俳優としての知名度の高いブレア・アンダーウッドやウィリアム・ボールドウィン、逆に知名度は低いが舞台や低予算映画を中心に活躍してきたグレン・フィッツジェラルドやセス・ガベルなどのように実力の確かな俳優たちが揃っている。

恵まれない人たちの代弁を務める弁護士として活動している正義感あふれる理想主義者。金の力で何でも解決しようとするダーリング一族の世話を優先させて家族を顧みなかった父親とはずっと確執があったが、父親の「死の謎」を解きたいがために軽蔑するダーリング一族の顧問弁護士になる。ダーリング家の家長トリップには彼の息子たちよりも信頼されているが、ニックの方はトリップが父の死に関係しているのではないかという疑惑を拭いきれない。妻と小学生の娘が居るが、トリップ家の長女カレンと恋人関係だった過去のことで、夫婦関係がギクシャクすることもある。 声/桐本琢也

莫大な資産を持つダーリング家の家長。ダーリング・エンタープライジズの社長で、経済界や政界には絶大な影響力を持つ。世界各地に自宅とブドウ園を所有し、ニックは“帝国建設者”と呼んでいるが、いくつかの殺人事件に関与したという噂も囁かれたりするダークな面も。5人の子供たち全員が不出来で常に何らかのトラブルに巻き込まれ、トリップが彼らの尻拭いをしなければならない事態になることばかりで、親友で顧問弁護士だったダッチ・ジョージの息子ニックのような息子が欲しかったと嘆く。ビジネス上のライバル、サイモン・エルダーに対し、尋常ではない競争意識を持っているが、それがどこに由来するのかは謎である。 声/有本欽隆

ダーリング家の女家長。ジャッキー・ケネディを思わせるように、品があって美しく優雅。ヴァンダービルト一族のような名家と友人関係にあり、マンハッタンの社交界では知らない人間は居ないぐらい顔が広い。ニックも彼女のことを“教養ある社交界の名士”と評している。その一方、家族たちを含め、周囲には知られたくない部分を巧妙に隠し続ける面も持ち合わせている。夫トリップとの結婚生活は外面上何も問題が無いように見えるが、レティシア役のジル・クレイバーグの言葉を借りると、「込み入っていて、一筋縄ではいかない関係。必ずしも幸せとは言えず、過去にいろいろとつらいこともあった結婚」なのだとのこと。 声/野沢由香里

ダーリング家の長男。ニューヨーク州検察局の検事総長。父親の勧めもあって、上院議員選挙への出馬を目指している。私生活面でも、妻エレンとの間に子供2人(娘マルゴと息子ロバート)をもうけ、外から見ればパーフェクトな人生を歩んでいるかのように見えるが、実はカルメリータという男性から女性へと性転換した愛人が居る。それを知った父親のトリップはニックを通じて、愛人と別れるよう命令。パトリック自身、エリート政治家を目指す自分にとって、カルメリータとの関係は致命的なスキャンダルになることが解ってはいても、唯一、自分を真に理解してくれるカルメリータとはどうしても別れられず、苦悶する。 声/遠藤純一

ダーリング家の長女。ダーリング家による非営利団体「ダーリング・ファミリー財団」を運営している。優雅でセクシー、美人のカレンは恋多き女でもあり、3回の離婚歴を持つ。ニックは彼女を “離婚のプロ”と呼ぶが、性懲りも無く4度目の結婚をすべく、フレディ・メイソンというプロゴルファーと婚約中。しかし、彼との結婚には迷いがあるような素振りを見せる。その大きな原因になっていると思われるのは、ニックの存在だ。ニックはカレンの初体験の相手であり、カレンはいまだに彼に対して秘かに思いを寄せているらしいのである。そんなこともあって、カレンがニックを呼び出すたびに、ニックの妻リサは複雑な気持ちになったり、やきもきしたりすることになる。 ナタリー・ジー Natalie Zea 声/浅野まゆみ

ダーリング家の次男。妻と双子の娘が居る米国聖公会の牧師。ニックの父親ダッチはダーリング家に巧妙に取り入ろうとしていたと信じており、それゆえ、ダッチと共にダーリング家に出入りしていたニックを子供時代から今に至るまで憎んでいて、その感情を隠そうともしない。ニックもダッチと同じようなことを目論んでいると考えており、父のトリップがダッチの後継者としてニックを雇い入れようとすることに猛反対する。しかし、昔、交際していた女性が突然現れて、誰にも秘密にしていた自分の隠し子を自分に押し付けていってしまった際には困り果てて、口惜しく思いながらもニックの助けを借りねばならなくなる。
グレン・フィッツジェラルド Glenn Fitzgerald 声/咲野俊介
ダーリング家の次女。パリス・ヒルトンを想起させるような、有名であることだけが取り柄の“セレビュタンテ”。現実には何不自由無く甘やかされて育った金持ち一家の末娘に過ぎないのだが、自分はダーリング家令嬢という存在以上のものだということを証明したくて仕方がない。女優を目指していて「暗くなるまで待って」の舞台に出演が決まって喜んだのも束の間、父親のトリップが資金を提供した結果だったことが判り、ショックを受けたりする。ゴシップ界では尻軽娘のように書き立てられているが、本質的には純朴な人間で、実際には処女であることをニックに告白する。双子のもうひとりでダーリング家三男のジェレミーとは非常に仲が良い。
サミーア・アームストロング Samaire Armstrong 声/小林希唯

ニックの良識的な妻で、2人の間にはキキという7歳になる娘がいる。母親ではあるがソーホーのアート・ギャラリーでキュレイターとして働くワーキング・ウーマン。もちろん“ダーリング家のファン”ではないリサは、ニックが一族の弁護士を引き受けたときには大反対。ダーリング家から自分たちの結婚生活を守ろうと必死だ。それに、カレン・ダーリングとニックの関係にも気が気でなく…。だがニックが受けた仕事がもたらす富にはまんざらでもない様子。
ゾーイ・マクレラン Zoe McLellan 声/斉藤梨絵

頭脳明晰・ハンサム・独身の億万長者でトリップ・ダーリングの天敵。ビジネス上のライバルというだけでなく、ダーリング家に対して何か秘めた思いがあるらしい。ロシア出身のIT長者として知られているが謎に包まれた人物で、ニックの父ダッチ・ジョージの謎の死に関しても何かを知っているよう…。
ブレア・アンダーウッド Blair Underwood 声/奥田啓人