里山遊歩

かづの野遊び研究所

晴れた日は、野に、山に、川に、
部屋の中にとじこもっていてはもったいないもったいない。

猫にマタタビ

2022-07-04 | 里山
林道を走っていると縁のなかに白い葉が見える、マタタビだ。
葉の表皮と葉肉の間に空気を含む層が出来て葉が白く見えるのである。



葉に隠れるように白い花をつけている。
花咲くころマタタビアブラムシがやってきて子房に卵を産み付ける、
と実は順調に育たずやがて虫こぶとなる、これが漢方でいわれるところの木天蔘である。
 
また旅、しばらく旅に出ていないなあ。

     




さくらんぼ豊作

2022-06-25 | 里山

十和田インターの入口にベニヤマザクラが植えられ鹿角への客を迎えている。
枝に黒く熟した実がたくさんついていた、
渋みもあって人さまの食味にはあわないが、鳥たちは大歓迎である、そしてクマも。





     

サク

2022-06-12 | 里山

サクは当地ではあまり食べられていなかった山菜ですが、
大館方面では食べられていたので、その影響で当地でも徐々にたべるようになったと聞く。

サク(左)とよく間違えるオオハナウド(右)は、ともにおおきく育つセリ科の植物、
葉の雰囲気も臭いも違うのでわかりやすいと思うのだが・・・。

十和田外輪山までいき一掴みほど持ち帰り中滝ふるさと学舎に、
駐車場に止め脇の草原を見ると何本もサクがあるではないか(行くことなかったな)。
カフェの調理人に知らせたので何日かしたらサクが出てくるかもしれない。




   

草刈り

2022-06-07 | 里山
アアアァ、草原の草が刈られている。
フデリンドウが咲き出してから何回か行っている草原で草刈りが行われていた。
頭髪なら1分刈り、見事に刈り込まれて、そのあとに花は見つからない。

午後から刈るだろうところにはアズマギクが咲き、ツリガネニンジンが伸びてきている。
さらにその下には県内では自生地が消えかけている絶滅危惧種・・・が数年前まであった。
でもなぁ、戦前の山焼きや採草・戦後のスキー場を経て草刈り、
いま草原が残っているのは常に人の手が入っていた結果だからな、選択的草刈りって無理か。





    

巣箱も置かれ、アカシアの花も咲いた

2022-06-01 | 里山
6月に入りました、ホオやトチ、フジ、タニウツギの花が咲いている。
ホトトギスもやってきたし、タケノコ採りに人は山に入り、町の中にクマが出てきた。

林道脇に、クマ避け電気柵にガードされミツバチの巣箱が置かれていた。

小坂鉱山の煙害で一帯の山が荒廃、その対策としてアカシアを導入したことに始まりで、
その結果、ブナの森に入り込み、里の林に、水辺の土手に入り込んで、
花が最盛期になるころには、鹿角のいたるところで林が白く見えるほど広がっています。



アカシアは、マメ科の落葉高木でハリエンジュ(針槐)のことで、
外来生物法の要注意外来生物として、検討を進める緑化植物の一つに指定、
その反面、花は天ぷらにして美味しく、べらぼうに良質な蜂蜜を提供してくれます.
 
林道を戻る途中でカモシカに出会う、よかったクマでなくて。


追加
次の日、アカシアにいかに浸食されているかわかります。