シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

本当にあった怖い話・・・

2010年12月27日 | JAL整理解雇
今年のブログはこれが最後になるかもしれません。
今年も一年お付き合いいただいてありがとうございました。

私自身もまさか・・・このような事態に自分が陥るなんて思いもしませんでした。

会社からの整理解雇を突き付けられた時は・・・正直ショックでした。

自分で選んだ会社。
自分で選んだ職業。

どんな結果になっても悔いはありません。

JALの再生を願う気持ちに変わりありません。

不当解雇撤回を掲げて行動している組合員全員がそう願っているからこそ、いろんな圧力に屈することなく活動しているのをわかっていただきたいと思います。

JAL再生のために・・・

会社の再生を思うのなら・・・さっさと退職しろ・・・そう思われるのは当然です。
でも・・・それは・・・なぜ倒産に至ったのか、その経緯がわからないからだと思います。

その背景の一つに

米国からの圧力がありました。
相次ぐ空港建設は、米国からの圧力も原因です。
トヨタなど日本の輸出大企業が起こした貿易摩擦などを背景に米国は90年、日米構造協議で公共投資を日本に要求。
これを受けて閣議決定されたのが、430兆円にのぼる公共投資基本計画でした。

日本航空もその一翼を担わされ、ジャンボ機を次々と購入。

その結果
ジャンボ機大量購入→アリゾナ砂漠行き

利用されない飛行機の保管場所はアリゾナ州の砂漠で・・・ずっと保管されていました。




【報告:チーム大阪】ビラ配り中の声から一部抜粋

チーム大阪の活動報告です。
ヨドバシカメラ付近の一般の方の反応は、思いのほかよかったです。
進んで署名して下さる方も大勢いて、「こんなんムチャクチャやんな~」とか「頑張ってください」「経営者の失敗を末端の社員に押し付けたらアカン」等々、励ましの言葉をかけていただきました。

10分弱話をした年配の男性は
「いつも時の政権に食い物にされ、赤字がわかってても就航させられ、そのツケを末端の社員に押し付けられたらたまらん」
その方に、中曽根政権時の「ジャンボ機大量購入→アリゾナ砂漠行き」
の話をしたら「あ~~トヨタの肩代わりをさせられたんやな、京セラやなくてトヨタになんとかしてもらわなアカン」と言ってました。
まさる~~世間をバカにしたらあかんど~~!みんなわかってるんやと思いました。
自ら進んで署名してくれた人が結構いたのが印象的でした。


【職場の声】から一部抜粋

職場は…なんというか…皆、暗い、元気がない。
こういうリストラは一番まずい、汚点を残す。
私達戻された者も戻った気持ちはない。
家族の心配事をかかえて仕事してる感じ。
この状態を打破するのは
全員が職場復帰する、それしかない。
他に方法はないです。

若手も会社に対する不信感を皆、口にしています。
これが再生機構の再生かと思う。
会長もとにかく皆で再生していこうとおっしゃってますが若手にはそういう熱気、全く感じられません。
それどころか失望、落胆しています。
一番パワーがあり、会社のことを前向きに考えているのが解雇対象とされてる人達。
皆さんこそ再生の原動力です。
職場の皆の気持ちを変えてくれるのは職場復帰だけです。


以上です。

明日から新潟の実家に帰ります。
父一人暮らしなので、弟と待ち合わせをして一緒に帰り、暮を迎えます。

今回のことでは、父にも心配をかけてしまいました・・・そのぶん・・・ひさしぶりに顔を見せて親孝行してきます。







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
目覚めよ!ニッポンの社長 (やじろべえ)
2010-12-27 20:48:56
はじめまして。
私が勤めている会社もリストラが盛んに行われています。
現在、リストラをテーマに日々更新しています。
よろしければ、一度訪問してきて下さい♪
返信する
目覚めよ!ニッポンの社長 (ノン)
2010-12-28 13:58:12
目覚めよ!ニッポンの社長

読ませていただきました。
何かがおかしい・・・
誰もが気付いていながら目をそむけているのかもしれません。

自分さえよければ他人には無関心・・・

日本人の良さが失われて行くようで寂しい限りです。

ブログ頑張ってください。
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