連休初日ですが、夕べは久々に夜更かしをしたので
今朝起きたのは9時でした。
春から初夏にかけては、多くの動物が繁殖の季節。
初夏に繁殖と言えばツバメが有名ですけど
日頃見かけるほかの鳥も、繁殖のため巣作りを始めます。
私の家は集合住宅の3階にありますが
台所は南側の部屋なので、換気扇は南側の外壁に開いています。
構造としては、外壁に換気扇剥き出しで付いているのではなく
換気扇本体は、内壁側についており
そこから壁の厚さ分の50cmほどの短いダクトを通じて
外壁に口を開けており、開口部には雨よけの覆いがしてあります。
この換気口は、どうやら鳥の巣作りの場所には
なかなかの好条件のようで、しばしば狙われています。
換気扇に巣材が持ち込まれているのに気が付いたのは
先週の水曜日の朝。
ベランダからする、椋鳥の声に怪しんで換気扇を覗くと
枯れた草が少しばかり、換気口に運ばれているのに気づきました。
そこで水曜日は、昼間ずっと換気扇を回しっぱなしにして
鳥が巣材を運べないようにしていました。
そうでもしないと、昼間の留守の間に巣くられるからです。
木曜、金曜は近くに鳥の気配もなく、特に昼間に換気扇をまわさなくても
巣材が増えている様子が無かったので、油断していたら
今朝、再び鳥の声がするので換気扇を回そうとしたら
シャッターが引っかかって、開かなくなっていました。
巣材を入れられると、換気扇のシャッターが跳ね上がらなくなり
動かなくなると言うわけです。
何度か紐を引っ張り、無理やり換気扇を回すと
案の定、巣材がたくさん入っています。
夕べ確認した時は無かったので、今朝私が寝坊している隙に
運び込んだのでしょう。
椋鳥は嫌いではないですが、換気口に巣くられるのは迷惑。
繁殖が終われば、きれいに巣を取り除いてくれる・・・
と言うわけでもないですから、早々に巣材の除去が必要です。
換気口はベランダの位置からずれており、おまけに3階。
外からはアプローチできないので、中からの作業です。
実は3年前にも同じようなことがあり
夜帰宅したら、同じように巣材が詰まっていたことがあります。
この時は夜だったので、夜影に乗じて
巣材を内側から押し出して、外に排除したのですが
今回は真昼間。換気口からゴミのようなものを
外へ放り出しているのを、他に人(特に階下の人)にでも見られたら
あまりよろしくないので、今回は内部へ引き込む形での除去です。
(最初は夜を待とうと考えましたが)
換気扇のファンを外し、水槽用の長いピンセットで
内部へ引きずりこむ形で除去した巣材はこの通り。
今朝運んだという割には、結構な量があります。
(DVDケースは量の比較のために並べています)
ちなみに鳥は巣材を、奥から敷いているようで
実際にこれらの巣材は、換気扇のシャッター前に積まれていました。
もしも換気口すべてに、巣材を敷かれていたら
とんでもない量になっていたことでしょう。
換気口の方は、細かいゴミも掃除機で吸い
きれいにしてしまいましたが、再び巣材を運びこまれないように
換気扇はつけたままにします。
ところが案の定、昼頃になって鳥の声が聞こえるので
換気扇を覗いてみたら、鳥がいました。
私が覗いたため飛び立ちましたが
外を見ると2羽の椋鳥が、恨めしそうにこっちを見ています。
おそらくつがいでしょう。
とりあえず巣材は除去したし
しばらくは換気扇をつけたままにしておけば
巣作りをあきらめると思います。
しかし、もし連休だからといって旅行で何日も留守にしたら
完全に巣作りを完了されて、偉い目にあうところです。
同じ集合住宅の他の部屋は、大丈夫なのだろうか?と思います。
ちなみに椋鳥は、普段は集団で大きな木などをねぐらにします。
繁殖の時期になると、屋根裏や戸袋などに巣作りする鳥です。
(基本的に鳥の営巣は、寝るためではなく繁殖のためです)
ですからこうした攻防は、年がら年中気をつける必要はなく
春先の、ちょうど今時が注意が必要になります。
※トップの写真の椋鳥は、3年前に撮ったものですが
今回も同じ椋鳥かどうかまでは、判りません。