最近、動画編集にハマってしまい、引き籠りである。
元来、その傾向にあるが、打ち込みやら、コンピューター系の作業をやり始めると不眠不休でやり続けてしまう。
旅先で撮って来た写真はすぐCDRに焼いて保存が出来るが、動画となると編集も必要だし出来れば綺麗な画質で保存したいのが人情だ。しかし、そうは簡単に行かないのが動画保存の道である。
かつてWindowsムービーメイカーでプロモーションビデオを作った経験が有るけど、まぁ、あれはYouTubeで皆さんに見て頂くためのもので、YouTube自体、いくら画質を求めても限界点は有る。
ちなみに、こちらがその動画。
今回は、自分でもう一度旅している気分になるためだから、画質にはこだわりたいし、また、カンボジア旅行前に購入したフルハイビジョンのビデオカメラのポテンシャルを如何なく発揮して貰いたい。しかし、カメラに付いてるソフトの方はポテンシャルも低く、金出してフルバージョンを仕入れなければディスクはおろかファイルにも保存できない。
そこで、ネットでまずフリーソフトを検索し、色んなものをダウンロードしては実験し、最悪の画質での出来上がりにガッカリしたり、余計なバグ・ソフトまでダウンロードしてしまい、それを排除するのに大変な苦労を強いられたり・・を繰り返し、とてつもない時間を割く事になってしまった。只ほど高いものは無い。
なぜ動画編集の世界が、ここまで素人を排除した造りになっているのかサッパリ分からないのだが、まず拡張子の勉強をしないとお話にならないようになっている。よく見る「ネット質問箱」などに安易に質問してみようものなら、「この様な素人の質問には答えられない」とか「説明書をもっと読め」とか、とんでもないバッシングに会う。なので、他人がバッシングされてるのを見つつ、更に検索を続けるという不毛な時間を費やす事となる。
「俺は、ただ、良い画質で動画を保存したいだけなんだ!!」
そう叫びたくなる。
拡張子の話に戻るが、エンコードやデコードやオーサリングなど、パッと見ただけでは意味が分からない専門用語も加齢で凝固しつつある老いた脳にぶち込んで行く必要が有る。とにかく、「再エンコード」ってのが天敵らしく、その作業をPCがやり始めたら、もう画質が悪くなるってのは覚悟しなきゃいけない。つまり、DVDなどのディスクにフィットする容量や拡張子に変換する事が画質を落とす原因であり、その作業をPCにさせないためには拡張子を学ぶ必要が有るという事だ。
まずは、DVDに何とか落としたい僕は容量の割に画質が良いとされる「.mp4」データにする事を前提に編集作業を試みたが、この時点で既にハイビジョンではなくなる。よく調べたら、ビデオカメラから取り込んだ元々のファイルは「.MTS」という拡張子。という事は、mp4にして出力した時点でエンコードしている事になり、更に4.7Gの容量しかないDVDに焼く時点で再エンコードが確定している。2重で画質を悪くしているわけだ。因みに「出力」とは編集ソフトからデータにして1本の動画にしてしまう作業の事。で、尚且つ、「.MTS」ファイルをそのまま編集できるソフトは限られており、下手すれば、旅先で数秒ごとに録画した何百という動画ファイルを一個一個、違うファイル形式に変換する事を要求される事になる。「バカか。」と私は言いたい。「ムービーメイカー」がフリーソフトでは数少ない「.MTS」対応ソフトだが、読み込みが遅い上、出力中に急に消えてなくなる・・みたいな敵前逃亡も平気でやる弱タンでもある。全く信用できない。2時間の動画で出力は4~6時間かかったりするのだから、敵前逃亡などとんでもない事だ。実験的に2個くらいのファイルを出力しても、やはり望み通りの画質は得られない。
そして、またネットを旅するのである。「multiAVCHD」など、フリーソフトで簡単な編集が出来て出力が出来るものも有るけど、どうも上手く行かない。
そこで、遂に見つけ出したのが「EDIUS」である。1か月間のお試し期間が有る上に、何度でも出力できるし、嫌味なテロップが勝手に動画内に刻印される事もない。何より、読み込みがメチャクチャ速くて編集もしやすい。動画ファイル同士をクロスフェードでスムースに繋いだり、テロップを入れたりもムービーメイカー同様に簡単だ。「Neo」ってのが一般的なヴァージョンで2万円くらいするが、廉価版の「Express」ってのが5千円ほどで、色々制限は有るものの十分使えるソフトである。
こんな感じ。音楽ソフト同様の作りなので、まるでミックスしてる感覚で使える。
ただ、どのファイルで出力するかの選択があまりにも多く、また、例えばiPhoneで撮った動画をそのまま「.MOV」ファイルで出力しても意外と画質は悪く、「AVCHD Canon MXP 59.94i」というエクスポーターで「.m2ts」ファイルへの出力が一番、美しい画質にできるようだ。因みに「.mp4」で出力するには「H.264/AVC」というエクスポーターを選択しなくてはならない。・・・って、こんな事、わかんねぇよ!
しかし、なんとか編集にも出力にも成功し、HDMIでTVと繋いでみたところ・・。
37型の大画面でもかなり綺麗に映った。
因みにこれ、チェコを旅した時にiPhoneで撮った動画である。フルハイビジョンのビデオカメラで撮った、こないだのカンボジア旅行の動画なんかはTV番組並みの画質である。
当然、2時間ほどで20GBの容量なのでDVDには焼けないし、ブルーレイにするしかない。ブルーレイでも画質を重視するならデータをそのままコピーする方が良いみたいで、ツタヤに置いてる様な商品的なモノにするにはオーサリングが必要でオーサリングの際、再エンコードされる可能性も高い。良い画質の動画はHDにそのまま保存か、ブルーレイ・ディスクにデータとして保存するのがベストだという結論に達した。
しかし、音楽ソフトに比べて映像関係は非常に不親切である。ネット情報も専門的過ぎて理解が困難だ。これも、TV番組や映画を簡単にコピー出来ない様にするための圧力のせいだと想像も出来なくもないが、いやはや、一つの作業が6時間くらいかかってしまうので、一つミスると大変なのである。こうして一つコツを見つけるために、相当な実験数が必要となる。STAP細胞かよ・・。もしかしたらもっと良い画質で保存する方法も有るのかも知れない。
この作業を必死でやってるうちに思ったんだけど、やはり音楽業界って、素人が何にでも足ツッコめる様に、何でも簡単にし過ぎて自らの首を絞めちゃったんだな・・と。まず、CDのコピーなんてレコードをテープに録音してた時代より簡単で音質も良い。また、僕を始め素人がミックス作業し、それをCDなりMP3ファイルやWAVファイルにするのだって同じように簡単だ。演奏も含め、素人に参加させる事で成立させようとし過ぎて、もはやプロが必要なくなってきたような気がする。
元来、その傾向にあるが、打ち込みやら、コンピューター系の作業をやり始めると不眠不休でやり続けてしまう。
旅先で撮って来た写真はすぐCDRに焼いて保存が出来るが、動画となると編集も必要だし出来れば綺麗な画質で保存したいのが人情だ。しかし、そうは簡単に行かないのが動画保存の道である。
かつてWindowsムービーメイカーでプロモーションビデオを作った経験が有るけど、まぁ、あれはYouTubeで皆さんに見て頂くためのもので、YouTube自体、いくら画質を求めても限界点は有る。
ちなみに、こちらがその動画。
今回は、自分でもう一度旅している気分になるためだから、画質にはこだわりたいし、また、カンボジア旅行前に購入したフルハイビジョンのビデオカメラのポテンシャルを如何なく発揮して貰いたい。しかし、カメラに付いてるソフトの方はポテンシャルも低く、金出してフルバージョンを仕入れなければディスクはおろかファイルにも保存できない。
そこで、ネットでまずフリーソフトを検索し、色んなものをダウンロードしては実験し、最悪の画質での出来上がりにガッカリしたり、余計なバグ・ソフトまでダウンロードしてしまい、それを排除するのに大変な苦労を強いられたり・・を繰り返し、とてつもない時間を割く事になってしまった。只ほど高いものは無い。
なぜ動画編集の世界が、ここまで素人を排除した造りになっているのかサッパリ分からないのだが、まず拡張子の勉強をしないとお話にならないようになっている。よく見る「ネット質問箱」などに安易に質問してみようものなら、「この様な素人の質問には答えられない」とか「説明書をもっと読め」とか、とんでもないバッシングに会う。なので、他人がバッシングされてるのを見つつ、更に検索を続けるという不毛な時間を費やす事となる。
「俺は、ただ、良い画質で動画を保存したいだけなんだ!!」
そう叫びたくなる。
拡張子の話に戻るが、エンコードやデコードやオーサリングなど、パッと見ただけでは意味が分からない専門用語も加齢で凝固しつつある老いた脳にぶち込んで行く必要が有る。とにかく、「再エンコード」ってのが天敵らしく、その作業をPCがやり始めたら、もう画質が悪くなるってのは覚悟しなきゃいけない。つまり、DVDなどのディスクにフィットする容量や拡張子に変換する事が画質を落とす原因であり、その作業をPCにさせないためには拡張子を学ぶ必要が有るという事だ。
まずは、DVDに何とか落としたい僕は容量の割に画質が良いとされる「.mp4」データにする事を前提に編集作業を試みたが、この時点で既にハイビジョンではなくなる。よく調べたら、ビデオカメラから取り込んだ元々のファイルは「.MTS」という拡張子。という事は、mp4にして出力した時点でエンコードしている事になり、更に4.7Gの容量しかないDVDに焼く時点で再エンコードが確定している。2重で画質を悪くしているわけだ。因みに「出力」とは編集ソフトからデータにして1本の動画にしてしまう作業の事。で、尚且つ、「.MTS」ファイルをそのまま編集できるソフトは限られており、下手すれば、旅先で数秒ごとに録画した何百という動画ファイルを一個一個、違うファイル形式に変換する事を要求される事になる。「バカか。」と私は言いたい。「ムービーメイカー」がフリーソフトでは数少ない「.MTS」対応ソフトだが、読み込みが遅い上、出力中に急に消えてなくなる・・みたいな敵前逃亡も平気でやる弱タンでもある。全く信用できない。2時間の動画で出力は4~6時間かかったりするのだから、敵前逃亡などとんでもない事だ。実験的に2個くらいのファイルを出力しても、やはり望み通りの画質は得られない。
そして、またネットを旅するのである。「multiAVCHD」など、フリーソフトで簡単な編集が出来て出力が出来るものも有るけど、どうも上手く行かない。
そこで、遂に見つけ出したのが「EDIUS」である。1か月間のお試し期間が有る上に、何度でも出力できるし、嫌味なテロップが勝手に動画内に刻印される事もない。何より、読み込みがメチャクチャ速くて編集もしやすい。動画ファイル同士をクロスフェードでスムースに繋いだり、テロップを入れたりもムービーメイカー同様に簡単だ。「Neo」ってのが一般的なヴァージョンで2万円くらいするが、廉価版の「Express」ってのが5千円ほどで、色々制限は有るものの十分使えるソフトである。
こんな感じ。音楽ソフト同様の作りなので、まるでミックスしてる感覚で使える。
ただ、どのファイルで出力するかの選択があまりにも多く、また、例えばiPhoneで撮った動画をそのまま「.MOV」ファイルで出力しても意外と画質は悪く、「AVCHD Canon MXP 59.94i」というエクスポーターで「.m2ts」ファイルへの出力が一番、美しい画質にできるようだ。因みに「.mp4」で出力するには「H.264/AVC」というエクスポーターを選択しなくてはならない。・・・って、こんな事、わかんねぇよ!
しかし、なんとか編集にも出力にも成功し、HDMIでTVと繋いでみたところ・・。
37型の大画面でもかなり綺麗に映った。
因みにこれ、チェコを旅した時にiPhoneで撮った動画である。フルハイビジョンのビデオカメラで撮った、こないだのカンボジア旅行の動画なんかはTV番組並みの画質である。
当然、2時間ほどで20GBの容量なのでDVDには焼けないし、ブルーレイにするしかない。ブルーレイでも画質を重視するならデータをそのままコピーする方が良いみたいで、ツタヤに置いてる様な商品的なモノにするにはオーサリングが必要でオーサリングの際、再エンコードされる可能性も高い。良い画質の動画はHDにそのまま保存か、ブルーレイ・ディスクにデータとして保存するのがベストだという結論に達した。
しかし、音楽ソフトに比べて映像関係は非常に不親切である。ネット情報も専門的過ぎて理解が困難だ。これも、TV番組や映画を簡単にコピー出来ない様にするための圧力のせいだと想像も出来なくもないが、いやはや、一つの作業が6時間くらいかかってしまうので、一つミスると大変なのである。こうして一つコツを見つけるために、相当な実験数が必要となる。STAP細胞かよ・・。もしかしたらもっと良い画質で保存する方法も有るのかも知れない。
この作業を必死でやってるうちに思ったんだけど、やはり音楽業界って、素人が何にでも足ツッコめる様に、何でも簡単にし過ぎて自らの首を絞めちゃったんだな・・と。まず、CDのコピーなんてレコードをテープに録音してた時代より簡単で音質も良い。また、僕を始め素人がミックス作業し、それをCDなりMP3ファイルやWAVファイルにするのだって同じように簡単だ。演奏も含め、素人に参加させる事で成立させようとし過ぎて、もはやプロが必要なくなってきたような気がする。
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