箱根温泉めぐりの旅

箱根の高級旅館でクリスマス・ディナーショーの仕事が入った。これは！！　5時半に現場入り。それなら、お昼頃に箱根に着けば何軒か温泉の梯子が出来るではないか。

前夜からネットで検索してアタリを付け、当日12/23の昼過ぎに自宅を出発。


順調に午後3時前、一軒目の大平台（おおひらだい）温泉「姫の湯」に到着。
日帰り温泉が軒並み1000円は下らない箱根で、ここはなんと500円！色んな温泉施設が観光客で賑わう中、ここは地元の方がちらほら居るくらいでのんびり出来そう。


お二人居たお客さんが上がったので早速撮影。
完全に透明なお湯で、無味無臭。ちょいと熱めのお湯で肌がピリピリするのが心地良い。お客さんのマナーも大変良く、綺麗に保たれている。ただ、シャンプーは備え付けてないため、ここに来る場合は持参する必要が有る。


ナトリウム塩化物泉。ph8.5のアルカリ性。湯上りに身体を拭いている時点で肌がツルツルしているのを感じる。

旧東海道を更に進む。宮の下まで向かう山道の反対車線は連休を終えて家路に向かう車で超渋滞中。これから向かう温泉は今日の現場の先に有るので、この渋滞を見越して先に車や荷物を搬入してから徒歩で温泉に向かう事にした。歩いて温泉に向かうのも旅情が増すというものである。


着いた！宮の下温泉「太閤湯」。更にお安く400円！（ネット情報では300円だったけど・・）
脱衣所に入ると初老の方に話しかけられた。姫の湯に行って来たと話すと、「ここの湯の方がいいよ！」とおっしゃる。どれどれ。


小浴室。
情報では大浴室と小浴室が有り、どちらかしか入れないという話だったが、オジサンの話だとどちらも入れるらしい。オジサンが一人で30分占領したせいか、少しぬるくなっていた。(笑)　入ろうとすると、番台のオバちゃんがズカズカ入って来て(笑)「ぬるくなってるでしょ？ここひねってお湯出すのよ！」と蛇口をひねって熱いお湯を出してくれた。入ってみたけど、やはりぬるいのと、ちょっと密閉されてるので、大浴室に移った。


大浴室。
一人先客が居たけど、すぐに上がったので撮影。良かった！こちらは熱い。さっき、身体を洗ったので気にしなかったが、シャンプーや石鹸は無かったと思う。


泉質はさっきの姫の湯とほぼ同じ。ph値は7.9と若干低くなるが、源泉温度が69.3℃と姫の湯より１４℃も高い。やはり肌がツルツル、良いお湯だ。


東海道を歩きながら右手にかの有名な「富士屋ホテル」を発見。


さて、今日の現場「箱根吟遊」さん。
ご覧の通り、渓谷の上に建つ最高のロケーション、美しい内装。各部屋露天風呂付きというラグジュアリーな客室。まぁ、僕の様な貧乏旅行を楽しむ輩には夢のまた夢。しかし、お宿のご厚意で大浴場に入らせて頂く事になった。


やはり客室に露天風呂が付いてるとあって、ここにはお客さんはあまり居ない。ご迷惑にならないように記念撮影。


横に長～い風呂の向こうには谷を挟んで雄大な山の景色が広がる。綺麗な写真はこちら。お湯の温度は程よく管理されていて、長湯出来る程度。自然を眺めながらの長湯に丁度良い。この辺りの泉質はほぼ同じなので、ゴージャスなロケーションを楽しむか、安い銭湯で熱～いお湯に浸かって泉質のみ楽しむかのチョイスになる。両方味わえた僕はラッキーだ。


さて、お仕事です。今日はここで宿泊客の皆さんの前で演奏。てか、お風呂戴いたので自分もすっかりお客さん気分でいるのが怖い。


本日のメンバー：勝見比砂子(p)、Harvey Thompson(vo)、宮地、大津昌弘(b)。
ライブのレポートが無くて申し訳ないが、お初のハーヴィーさんに大変気に入って戴けたらしく、いつも以上にノリノリで歌ってたとの事。嬉しい事だ。また是非とも共演したいものだ。

という事で、今回は仕事にかこつけて本末転倒なくらいの行動力を発揮しての温泉巡りだったが、ライブも含めると大変充実した一日となった。こういうお仕事、常に募集しております。(笑)