64年前の今日、一瞬にして広島の町が消え去った。人類初の原子爆弾が投下された日なのだ。
朝から広島での、死没者追悼式典に見入っていた。
「この時期に曇天が続くと、どうにも落ち着かない。五感に染みこんだ日本の8月といえば、青空、蝉しぐれ、かき氷。そこにはいつも、追憶の香薫が薄くたなびく。『8月の空がまぶしく、青ければ青いほど、なぜか戦争への思いが深まります。8月の空と海。父の愛した空と海が、ともに青く澄みつづけるように二度と悲惨の舞台にならないように、と願うばかりです』(城山三郎が娘に語った戦争)亡き作家の次女井上紀子さんはそう記す。皇国を信じ、裏切られた。海軍体験に根ざした城山さんの反戦思想は筋金入りで、とりわけ非道の極み、自爆攻撃の特攻を憎んだ。」(朝日新聞、天声人語より)
毎年8月の6日に、広島からの便りに、非戦を誓う。(A.S)
朝から広島での、死没者追悼式典に見入っていた。
「この時期に曇天が続くと、どうにも落ち着かない。五感に染みこんだ日本の8月といえば、青空、蝉しぐれ、かき氷。そこにはいつも、追憶の香薫が薄くたなびく。『8月の空がまぶしく、青ければ青いほど、なぜか戦争への思いが深まります。8月の空と海。父の愛した空と海が、ともに青く澄みつづけるように二度と悲惨の舞台にならないように、と願うばかりです』(城山三郎が娘に語った戦争)亡き作家の次女井上紀子さんはそう記す。皇国を信じ、裏切られた。海軍体験に根ざした城山さんの反戦思想は筋金入りで、とりわけ非道の極み、自爆攻撃の特攻を憎んだ。」(朝日新聞、天声人語より)
毎年8月の6日に、広島からの便りに、非戦を誓う。(A.S)