ムツ兄の、てげてげ人生日記

シマッチュ(奄美人)のムツ兄が、奄美での「テゲテゲ」(気まま)な暮しを記します。

『ブレイキング・コップス』

2011年02月27日 23時00分00秒 | 映画
2006年8月に公開されるや否やカナダ映画における歴代トップの興収を記録。さらにカナダのアカデミー賞に相当するジェニー賞で10部門ノミネート/最優秀作品賞ほか3部門受賞の栄誉に輝いた。歴史的快挙を成し遂げた本作は、今では世界80か国以上で公開されヒットを飛ばしている。英語とフランス語の 2ヶ国語が公用語であることにも象徴される、アメリカを凌ぐ多文化社会 カナダが、ふたつの異なる文化を背景にユーモアとシリアスさを兼ね備えた新種のポリスムービーを生み出した。カナダ最大の都市でオンタリオ州の州都、トロント。フランス語圏の中心で「北米のパリ」と呼ばれるケベック州のモントリオール。ふたつの州の境で最初の殺人が発生。警察をあざ笑うかのような犯人の連続犯行に、トロント、ケベックぞれぞれの刑事が、ぶつかり合いながらも命がけの捜査を行い、ダイナミックなアクションで圧倒していく。ふたりの刑事が抱えるカルチャーギャップという斬新さが、シリアスな刑事アクションを引き立てる絶妙な隠し味となっている。監督は「24」「LOST」に続き全世界話題沸騰中のドラマ「CHARLIE JADE チャーリー・ジェイド」でシリーズ監督をつとめるエリック・カニュエル。主演には、国際的評価を得た『レッド・バイオリン』やジョン・ウー監督の『ペイチェック 消された記憶』、2003年アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した『シカゴ』などに出演のコルム・フィオール、他パトリック・ユアール、ルーシー・ローリアなどカナダの名優が豪華出演。

カナダはオンタリオ州とケベック州の州境で他殺死体が発見された。英語を話すトロント州警の刑事マルタン・ワード(コルム・フィオール)、フランス語を話すケベック州警のデヴィット・ブシャール(パトリック・ユアール)は、合同捜査としてチームを組むことに。法を遵守する生真面目なマルタンに対し、デヴィットはルールも何もない破天荒ワイルド派。言語の違いだけでなく性格も正反対の二人は、協力し合うべき状況にも関わらず対立してばかり。聞き込み捜査で訪れた家で2人目の死体を発見。1人目の被害者同様、体にタトゥーが彫られていた。さらに3人目の犠牲者が発見される。3人の犠牲者、そしてそれぞれに犯人の手によって刻印されたタトゥーは、全てカナダの国民的スポーツであるアイスホッケーに関わるものだった。やっと犯人への糸口を掴んだふたりに、さらなる危機が訪れる。デヴィットの愛娘ガブリエルが誘拐されたのだ・・・!

★★★★★★★☆☆☆7点

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