セルラー

何の気なしに借りたＤＶＤでしたが、これが大当たり。序盤から最後まで面白い作品でした。満足。主演はキム・ベイジンガー（彼女、だいぶ老けちゃった感じですが…）が高校の生物教師をやっている主婦の役。でも、そこはキム・ベイジンガーだからセレブな雰囲気でちょっと違和感あり。

ストーリーは、7:12am いつもの朝。
小学校へ行く息子を見送るジェシカ・マーティン（キム・ベイジンガー）。こうこうのが生物教師をしている彼女の平穏な朝。
7:33am　事件の幕開け
ジェシカの家のガラス戸を破って、5人の男達が乱入！
メイドを撃ち殺し、ジェシカを連れ去る。
8：36am　監禁
ジェシカを拉致したリーダー格のイーサン(ジェイソン・ステイサム)は屋根裏部屋にハンマーを持って現れ、備え付けてあった電話をいきなり叩き壊し、外部への連絡手段を断つと、ジェシカを残しどこかへ出かけて行ったのだった。
、ジェシカは叩き壊された電話機の線を必死に繋ごうとする。
12：52pm　電話がつながる！
着信先は、軽いノリの今時の若者、ライアン（クリス・エヴァンス）の携帯電話。
イタズラだと笑う彼に、携帯を警官に渡して欲しいと懇願するジェシカ。
1:30pm　ライアン、警察へ
巡査部長ムーニーの指示で4階の強盗殺人課へ。
その時、電話口から息子を誘拐すると脅す男の声が！
事件は本当だった！
しかし、4階には電話が届かない・・・・・！
1:45pm　息子にも魔の手が・・・
ライアンは息子誘拐を阻止するために学校へ。
しかし、一足遅く、息子は犯人グループが運転する母親の車に乗ってしまう。
2：08pm　夫の居場所がバレる
夫は危険を察知していた！　自宅の留守番電話に待合わせ場所を
教えるメッセージを残していたのだ。
しかし、それを聞いたのは一味の女だった。
3:10ｐｍ　正体は？！
夫の待つ空港へ先回りするライアンだが、男たちを罠にはめようとして失敗。
なんと、彼らは刑事だったのだ！夫はあっさりと捕まってしまう。
4:13pm　目的は？！
“例の物”は銀行の貸し金庫に預けたと白状する夫。
ライアンも銀行へ駆けつけ、体当たりで“例の物”が入ったバッグを奪って逃げる。
ライアンが見た、バッグの中の恐るべき真実とは？
不審を抱きジェシカの家を訪ねた巡査部長ムーニー（ウィリアム・Ｈ・メイシー）を待っていたものは？
バッテリーの消耗、電波の届かない場所、混線・・・・・・・・・・
電話が切れたら、ジェシカはどうなる？？？？？？？？？！

とにかく、壊れた電話で必死に助けを請うジェシカと、ひょんなことから事件に巻き込まれて、必死に救出につとめる軽薄男ライアン。最後、事件を解決に結びつける定年間際の巡査部長ムーニーがいい味だしています。
★★★★★★★★☆☆８点
今時の携帯ってビデオもダビングできるんですね。NOKIA（世界的な携帯メーカー）とのタイアップでしょうが、いい宣伝になったことでしょう。息子の名前がリッキー・マーティンだったりして笑らかしてもくれます。
原案は『フォーン・ブース』の脚本家ラリー・コーエンだけあって緊張感ありです。