ムツ兄の、てげてげ人生日記

シマッチュ(奄美人)のムツ兄が、奄美での「テゲテゲ」(気まま)な暮しを記します。

コンフェデ杯、ドイツ3位

2005年06月30日 19時00分00秒 | サッカー
メキシコとの3位決定戦に臨んだ地元ドイツは延長戦の末に4対3で競り勝った。ドイツがリードを奪えば、メキシコが追い付くシーソーゲームに終止符を打ったのは、キャプテンのバラック。3対3で迎えた延長開始7分に、FKを直接沈めた。
 ライプツィヒのツェントラル・シュタディオンに詰め掛けた4万3335人の大観衆をまず沸かせたのは、シュヴァインシュタイガーとポドルスキーのコンビ。37分、ダイスラーからのパスをシュヴァインシュタイガーが背後へ流すと、ポドルスキーが左足でゴール右上に蹴り込み、ドイツが先制した。対するメキシコも40分、フリンクスの軽率なプレーを突き、ジーニャがボールを奪い、最後はフォンセカが決めて同点に。しかし、そのわずか1分後、ヒンケルのお膳立てからシュヴァインシュタイガーが決め、ドイツが2対1として前半を折り返した。
 迎えた後半、54分に試合は大きな転換点を迎える。セットプレーの際にゴール前で小競り合いを起こしていたハンケが、直後のラフプレーで一発退場。厳し過ぎる判定に、会場から激しいブーイングが鳴り響くなか、その4分後、ドイツはメキシコに再び同点弾を許す。しかし、バラックを守備的な位置に下げてメキシコの攻撃を凌ぎつつ、カウンターの際には人数をかけて一気に攻め上がる形を取るドイツは79分、CKを獲得すると最後はフートの代表初ゴールで勝ち越し。会場はドイツの勝利を確信したかのように、沸き返った。ところが、まだ熱戦は終わらない。85分、FKのチャンスをつかむと、ボルヘッティがこの日2ゴール目を頭で決めてメキシコが三度追い付いた。
 そして、3対3で迎えた延長戦、ドイツはバラックが5枚の壁の上を越すFKを決めると、メキシコに4度目の同点弾は許さなかった。
 2006年W杯予選が免除されている開催国のドイツにとっては、この試合が実質上、ライバル国との最後の真剣勝負となる。ハンケの退場後66分もの間、10人での戦いを強いられたが、伝統的な強さを見せ、最後は決めるべき人が決めた。マン・オブ・ザ・マッチに輝いたバラックは、「メキシコはいいチームだったが、レッドカードでひとり少なくなったあとも頑張ったうちのチームを誇りに思う」と語る。また、クリンスマン監督も「数的不利を負ったあとも、ドイツが負けることを心配しているようには見えなかったはずだ。士気は落ちなかったし、得点のチャンスも作り出していた。選手たちにはロッカールームで、声を大にしておめでとうと伝えたよ」と賛辞を送った。
 一方、ここまでの4試合で最少2失点と堅守を誇っていたメキシコは、最多の11得点を挙げていたドイツと打ち合い、敗れた。それでもラボルペ監督は、「我々はすばらしいパフォーマンスを見せたと思う。ドイツ相手でもいい試合ができたと思うし、大会を通じて強豪相手にいい戦いができた。本当にすばらしいチームと対戦し、そしてそういった相手にも我々が勝てるということを示せたと思う」とチームのパフォーマンスを称えた。

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