3月の約束通り、田舎から母が2泊しに来ました。
愛犬トイプードルのりん氏を連れて。
実家の最寄り駅からグリーン車で来れば品川駅まで一本で来れるからね。
何度も母と打ち合わせをして、当日の朝床拭きをしながら待った。
お昼どうするんだろう、ドッグカフェに行きたいのかな。都内、ドッグカフェ・・。
同じ港区でも青山とか麻布十番なんかに多いみたい。わざわざ行くのもなんかなぁ。
ちなみにドッグカフェ及びパン屋もその地域には比例して多いのだ。
同じ港区でも、山手線の内側と外側では随分差があるものです。ぐっすん。
ドッグカフェ検索をしているうちにタクシーに乗って母とりん氏がやってきた。
美容院にしばし世話になっていないりん氏は、ニューヨークのジャズトランぺッターもしくはモップみたいな頭になっていた。
我が家のリビングで機敏で激しいダンスの挨拶を終えると母から水を飲ませてもらい、口のまわりを水びだしにしたままソファに落ち着いた。
グリーン車、人が少なかったでしょう?快適だよね。
うん、足も伸ばせるし、新幹線みたいなんだね!でも乗務員のお姉さんがワゴンを押して通るたびにクンクン鳴いてたよー。
お昼のおにぎりを食べて母からのお土産の十万石まんじゅうを食べた。
埼玉県民なら誰でも知っている「うまい、うますぎる。十万石まんじゅう。」のCMで馴染みのまんじゅうなのだけれど、彼岸のときに仏様用に買う和菓子は梅林堂派だったので十万石を食べた記憶がなかった。
ふーむ。こんなちいさいのね。小判型で白い皮は薄そう。
コンビニでもよくあるふつうのおまんじゅうってかんじかな。
でも、ひとくちかじるとあんこの味がコンビニとは違った。
何と言うか、よく漉してある。舌触りが違うんだよね。
そして保存料が入っていないのかな、よけいな味がしなくて、今日の早朝に作られたばかりというのがすぐにわかった。白砂糖の甘さ控えめで小豆を食べている、という感じ。
いい塩梅に、僅かな塩味もあった。おいしいんだね。
十万石まんじゅう。
山登りをして味わうたったひとつのおにぎりのおいしさに似ていたのは、床掃除をがんばったからというより、母が長旅で抱えて持ってきてくれたからだろうか。
あまりにわたしがおいしいおいしいと喜んだので母も喜んでくれた。
ふるさとの甘味に東京で出会う喜び。初体験。
さておかあさん、午後はどこ行きたい?
そんな感じ。
nina