番外編 西部邁先生の自殺幇助について③

おはようございます。けん・たかくらです。

今週も西部先生の話です。

先週、先々週と不思議に思うことを述べてきましたが、
こういうことなんじゃないでしょうかね？

先生は4年前に奥様を亡くされたらしい。
ここ数年、病気で手が思うように動かなくなっていた。
いつも手袋していましたよね。痛みもあったようです。

たぶん、そういうことが原因となって、思想とは別に
生身の人間としての先生の心が、かなり弱いものになっていた。

今回、逮捕された二人は、先生とはつきあいが、かなり長かったようです。
思想のつながりがあるだけでなく、心の面でもつながりを感じる人たちだった
のではないでしょうか。

そういう人たちだから、先生も甘えがでてしまい、迷惑をかけることに
なるかもしれないと思いながらも、協力をお願いしてしまったということ
なんじゃないでしょうかね？

二人が先生を助けたのも、情的に何とかしてあげようという思いからだったような
気がします。

元ピンクレディーのミーさんが、父親が亡くなるとき、苦しむ姿を見て
生命維持装置を外して欲しいとお願いしたという話をしていましたが
同じとは言わないまでも、それに近い心情だったのではないかと思いますね。

法的には自殺幇助が成立する。
でも、道徳的な面で、そんなには責めることはできない。
不起訴になってほしいと思いますね。

ただ、まだ疑問があります。
先生が口に含んでいたビンから青酸化合物が発見されたようです。
第三の幇助者がいるということなのですが、
毒の入手に成功していたのに、それでも二人に協力をお願いしなければ
ならなかったのか？

疑問は残りますね。


18 04 12　評論家　西部　邁さんの自殺”手助け”か　番組関係者ら逮捕　その死生観とは？