Hell Bent 4 Leather ニィニィのブログ

レザークラフト作品の紹介や猫のことを綴るブログです。

バッグのお手入れ

2013年06月21日 | 革のまめ知識
梅雨らしい、雨の日が続きますね...

じめじめ、蒸し蒸し、べたべた

革製品にとっては悩ましい季節の到来です

クローゼットにしまったままの黒い革バッグが

ある日、ふと見ると、白黒のまだら模様に!

...なんてことになりませぬよう!

皆さま、今一度、お手持ち品のチェックを

そして、通気とお手入れをしてあげて下さいね




私は今日、こちらのバッグのお手入れをしました。

何年も愛用している、「わちふぃーるど」のダヤン・バッグ。

バッグ本体はキャンバス布地ですが、部分的に革が使われています。

汚れが目立ってきたため、洗剤液に浸けて丸洗いしました。

タオルで水分を取り、陰干しでよく乾かします。が、

それだけだと、革がバリバリになってしまい超危険

仕上げにオイルを足してあげましょう。

使うのはこちら、ラナパー・レザー・トリートメント。

蜜ろうとホホバ油配合、100%天然原料の輸入品。

お値段ちょっとお高めですが、

鞄、靴、ジャケット、ソファーなど

ほとんどの革製品に使えて便利です。

当工房商品の仕上げにも使っているオイルです

これを、ダヤンのワッペンに、塗り込みます。


真ん中のダヤンは牛ヌメ革、ふちどりは豚革です。

豚革は、牛革に比べ、薄く傷つきやすいのですが、

安価で加工しやすいため、小物やバッグの内張りによく使われます

オイルを塗ると傷の部分の色が濃くなり、傷み具合がわかります。

スナップボタンのすぐ上に大きな傷を発見~


豚か牛か、見分けるポイントは、革表面の毛孔にあります。

よーく見ると・・・

豚革なら、三角形の毛孔が規則正しく並んでいます。

牛革にはない特徴で、プリント加工されていても必ず残る、豚革の証。

お手持ちの革製品で、どっちだか分からないものがあれば

三角形の毛孔があるかどうか、じっくり、探してみて下さい。





まだ革の知識がなかった頃、

かなり奮発して革財布を買ったのですが

それが実は豚革製だった、ということがありました。

道理で、一年で傷だらけになるはずだ、と、納得

革製、といっても色々です。

素材はよく見て買いましょう。

物使いの荒い私などには、丈夫な牛革が一番!なようです。





さて、こちらは、丈夫な毛皮をお持ちの、あんみつちゃん。
「わちふぃーるど」の、ジダンのような顔しています。(メスだけど)



そして、いつも睨みがきいてるニャンさん。

ハナクソ模様が濃くなってきました(汗)

昼間の猫は、無愛想~












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