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科学的投資術 3

2012-03-13 14:51:23 | スクリーニング
テクニカル分析の真実

初心者には人気だが・・・

テクニカル分析派の人は、過去の株価の動きを見ていれば将来の株価を
予測できると信じてチャートを描きます。そして儲かるパターンが現れた
時、その株を買います。
テクニカル分析は財務諸表を読むより敷居が低いので、一般の方にも馴染みが
深い。実は、私も株式投資をはじめた当初は「儲けるにはチャートを勉強しな
ければダメだ」と思い込んでいた一人です。


テクニカル分析の有効性は否定されている

実は、様々なテクニカル分析の有効性についてアメリカを中心に1960年代~
マサチューセッツ工科大学、シカゴ大学、スタンフォード大学などの経済
学者が中心になって徹底的に検証が行われてきました。その結果、乖離率や
RSIといった単純なものから「移動平均の上下」「トリプルトップ」といった
チャートパタンまで、殆ど全てのテクニカル分析では市場平均を上回れない
事が実証されてます。
また、ある一定の割合だけ下落した銘柄はロスカット(損切り)することが
一般に勧められてますが、これも有効性は否定されています。
テクニカル分析は、パラメーターを恣意的に設定することにより、過去の
データで一見有効に見えることはありますが、次の期間ではそのパラメーター
では株価を予測することは出来ません。


テクニカル分析を信じるのは「偶然」の過大評価

結局、「ダブルボトム」とか「ゴールデンクロス」だとか言っているのは
星座占いと同じようなことです。テクニカル分析は、自分に都合の良い例
だけを後講釈で説明しているだけで、そのような「自分に都合の良い例」と
同じ数の「当てはまらない例」が存在します。
科学的に見れば、テクニカル分析は錬金術あるいは占星術と何ら変わるとこ
ろがないのです。


Move on remix feat TWOJ/ Kalassy Nikoff

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